ハイライトよねやま 29
(財)ロータリー米山記念奨学会
2002年8月14日発行
1. 寄付金速報〜2002-03年度がスタート〜

 さて2002年度が始まり、7月末の寄付金収入は2億3千百万円。前年同期と比べ5.7%、約1千4百万円の減少となりました。普通寄付金は前年同期比6.1%減、特別寄付金は4.8%の減少です。奨学金は皆様からの貴重なご寄付で成り立っています。2001-02年度の功労者数も前年度と比較し減少しています。積極的に功労者表彰をお願いいたします。(大庭)

2. 2003学年度米山奨学金・指定校決定 〜米山奨学会ホームページで公開中〜

 各地区の選考委員会により、全国で394校の指定校が選定されました。募集は2003年4月時点で指定校に在籍(進学)する留学生が対象となり、指定校の推薦を受けて申し込みます。詳細はホームページをご覧ください。
 http://www.rotary-yoneyama.or.jp (西辻)

3. 元米山奨学生ヴゥ・タット・タンさんから100万円の寄付

 ベトナムの元米山奨学生ヴゥ・タット・タンさんから、100万円の特別寄付をいただきました。タンさん(日本国籍を取得し日本名は團武志さん)は、慶応大学博士課程に在籍中の1968年に米山奨学生となりました。留学中にベトナム反戦運動に参加したことから帰国が難しくなったため、修了後は日本で就職。ベトナムの開放政策が進んだ1999年に27年ぶりの帰国を果たしました。現在はハノイで投資コンサルタント会社を始めたところですが、「苦しかった時期を支えてくれた米山奨学金への恩返しとして」寄付を決意されました。
 寄付の申し出を受け、7月18日に世話クラブだった東京大森RCで寄付金の贈呈が行われました。当日はガバナー公式訪問日にあたり、第2750地区 松崎勝一ガバナーへタンさんから直接小切手が手渡されました。(三宅)

4. JAFSA(国際教育交流協議会)総会出席報告

 JAFSA(国際教育交流協議会)は、大学の留学生担当者、教授および留学生奨学金団体担当者など、留学生問題に関心がある会員によって支えられている団体です。米山奨学会は2001年7月からJAFSAの会員となり、大学関係者とのネットワーク作りや情報収集に努めています。7月17日にJAFSA総会が日本大学研修所にて開催され、主な活動である「異文化間カウンセリングセミナー」などの研修会実績や活動が報告されました。
 米山奨学会では、2002学年度事業計画に「カウンセラー研修会」の実施を盛り込みました。初年度は奨学生数30名以上の地区がモデル地区となりますが、米山カウンセラーの貴重な経験と共にJAFSA等で実施している異文化間カウンセリングや大学側の情報を取り入れたカリキュラム作りが可能になります。(栗原)

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