WCS「ベトナム医療支援」報告
藤井寺しゅらロータリークラブ
会   長     杉本佳謙
世界社会奉仕委員長 国下 博

 「慈愛の種を播きましょう」のテーマに当たる事業として当ロータリークラブの事業を下記に紹介します。

 この事業は、当クラブの世界社会奉仕として、IM5組の各ロータリークラブの支援協力を得、また、WCS地区ファンドから「同額補助」いただき、「手術用顕微鏡2台」をベトナム ホーチミンシティーの チョーライ病院に贈呈する事業であります。
 ベトナムにおいては、社会事情、交通事情等により、非常に交通事故が多く、東南アジア有数のこの病院において、年間8,000件以上の脳外科手術が行われている現状であります。この手術に役立てていただこうと今回皆さんの協力を得て「手術用顕微鏡2台」を渡すことができました。
 当クラブのメンバーの医師が以前より医師グループでボランティアを行っておりましたので、間違いなく我々の支援が効果のあるものと確信して事業を計画いたしました。今回は、医師4名、看護婦2名、通訳1名(米山奨学生)、当クラブより3名のグループで行きました。
 日程は、平成14年12月29日午前11時15分に関西空港からベトナム ホーチミンシティーへ出発。翌30日病院において「手術用顕微鏡2台」を贈呈。その後と翌31日に、病院の視察、市内、メコンデルタ地区、ベトナム戦争の跡地等の視察等を行い、31日午後11時30分に ベトナム ホーチミンシティーを発ち、平成15年1月1日午前7時に関西空港に到着。
 現在も先方の病院よりメールで報告があり、脳外科手術のみならず眼科の手術にも使用し、医療現場に役立てているとのことです。
 今回の支援を機会に、医療器材の支援のみならず、今後は医師の留学、育成等も併せて支援を考えて行きたいと考えています。