祝 辞

国際ロータリー
第2640地区 ガバナー

小島 哲
 羽曳野ロータリークラブの皆さん、30周年を迎えられまことにおめでとうございます。残念ながら創立の時には私はまだロータリーに入会しておりませんでしたが、丁度万博が終了し日本が経済的に発展し始めた時であったと思います。

 この30年間に社会は大きく変わりました。青少年に対する教育問題、失業率の増大、少子高齢化、不祥事の続発、環境悪化の問題があり、世界では、民族間の紛争は激化し、飢餓、貧困、非識字者の問題などロータリーが取り組むべき課題が山積みされております。又、順調に発展して来たロータリーにも、ここに来て会員数の減少と云う大きい問題が残されました。

  改めて、この30年の節目にあたり、過去を振り返り、優れた伝統はさらに磨きをかけ、足らざるは補って今後とも優秀なクラブとしての実績を残されることを信じて疑いません。良いクラブとは、会員の皆様が「入会していて良かった」と思って頂けるクラブであります。「親睦」と「奉仕」をうまく調和させて、その様なクラブにして下さる様お願いします。

  「四つで神童、十で秀才、二十歳過ぎればただの人」なる諺がありますが、これにはもう一つ先がありまして、「三十過ぎれば平均以下」と続きます。羽曳野ロータリークラブは今年30周年を迎えられ、創立当時の気持ちを忘れ「平均以下」のクラブにならない様、会員の皆様のご努力を期待いたしております。