梅花の開花の便りが南国紀州よりしきりに寄せられる今日ここに、羽曳野ロータリークラブにおかれましては、クラブ創立30周年というまことに記念すべき日を迎えられ、数多のご来賓のご臨席の下に記念式典並びにご祝宴がかくも盛大に開催されますことは、会員ご家族にとりまして、そのお喜びはいかばかりかと存じ、心よりお慶びを申し上げる次第であります。 顧みれば当クラブは1973年(昭和48年)6月13日 富田林ロータリークラブのスポンサーにより設立せられ、以来会長・幹事を中心として親睦と奉仕のロータリー活動を活発に展開してこられました。すなわち1991年(平成3年)3月7日には太子ロータリークラブのスポンサークラブとしてその設立に力を尽くされ、またお伺いしますと台北南欣ロータリークラブと友好提携をなされまして、その友好交流は十年を越えて今日に及んでいると伺います。更に羽曳野ロータリークラブにおかれましては、青少年の健全育成の為に尽くされ、はたまた地域社会のために、国際的にも幾多の有意義な活動を展開されてきました。そして多くの地区役員を輩出せられる等、国際ロータリーに対する貢献度は少なからざるものがあります。 これも偏に会員の皆様が「和」を重んじ、小異を捨てて大同につき、打って一丸となりクラブの運営に尽くしてこられたればこそであります。 しかるに近年の世界的な不況、特にわが国の場合その影響により、ロータリー会員の減少はクラブ活動等に少なからざる影響を与えております。しかし私たちは今からおよそ100年前、すなわち1905年頃のポール・ハリスによるロータリー設立当時の米国の困難な世状に思いを致し、耐えて行かねばなりません。現在の状況を乗り越えてゆかねばなりません。 どうか会員の皆様、ご家族ともども助け合い、情報を交換しあって今日の困難を乗り越えてまいりましょう。羽曳野ロータリークラブの今後の益々のご発展と、皆様のご健勝ご多幸をお祈りし、もってお祝いの言葉とさせていただきます。おめでとう御座います。 |