●地区社会奉仕委員長会議●
 
開催日 2001年8月18日(土)
場 所 JA和歌山ビル5F 
委員長 菊屋和訓
 
地区社会奉仕
 今年の社会奉仕・環境保全委員長会議は去る8月18日(土)JAビル5F会議室において前田ガバナーを始め、パストガバナー、ガバナー補佐、皆様ご出席のもと点鐘とともに前田ガバナーの説得力のあるご挨拶があり勉強会を行いました。
 地区社会奉仕委員会として本年度は継続4年目になる『識字運動』への協力依頼と、新たに「献血運動」への取り組みを各クラブにお願いしました。
その後で南大阪赤十字血液センター事務部長、辻野健次先生に「社会環境の変化と献血」という題でスライドを交え献血の必要性についてお話をして頂きましたので要旨を掲載させて頂きます。
 
 
社会環境の変化と献血
 
南大阪赤十字血液センター事務部長 
辻野健次
 
献血
 今、日本は本格的な少子高齢化社会を迎えようとしています。これに伴い血液を必要とする多くの高齢者の方々が増加し、その反面で将来の献血者の基盤を担うべき若者層が減少して、今後は輸血用の血液の不足が予測されています。
 輸血は年間、140万人の患者さんが全国で輸血を受けていると言われています。年代的に見ますと50歳代以上で75%を占めており、年代が高くなるにつれて血液を使用する率が高くなっています。また、どのような病気に血液が使用されるのかと申しますと、癌などの治療で全体の48%、血液の病気で17%、循環器系では12%等であります。
 一方、献血はどうかと申しますと、年間、全国で約600万人の献血のご協力を得ていますが、シーズンによっては偏りがあり、冬季、つまり12月から3月頃のいわゆる寒い季節は血液不足に陥りがちであります。
 大阪府、和歌山県においても同様であり、これが対策に苦慮しているところであります。
 血液事業は、赤十字が国の負託を受け、献血の受入れから輸血用血液としての安全性の確認、そして輸血用血液製剤の製造、医療機関への供給まで、全て赤十字血液センターの手によって執り行われているところでありますが、今、申し上げましたように献血の安定確保が大きな課題の一つになっています。
 この度、国際ロータリー第2640地区として、「献血の推進について」格別のご配意を賜りましたことに大変感謝申し上げます。
 
MANIND IS OUR BUSINESS 地区委員会活動報告TOP