●第一回クラブ青少年交換委員長会議●
 
開催日  2001年9月22日(土)
場 所  JA和歌山ビル
地区委員 植 田 芳 史
 
 標題の会議は、2001年9月22日和歌山JAビルで午後2時より4時30分まで加藤彰宏地区委員の司会で開催されました。
 ガバナー点鐘の後、今回のUSAテロ事件で犠牲となった多数の方のご冥福を祈って、黙祷がささげられました。
 成川守彦国際奉仕部門カウンセラーの挨拶の後、田中正三地区委員が青少年交換プログラムの現況について報告した。2001〜02年の長期交換学生は18名で、前年27名に較べて9名の減少であった。2002〜03年の応募学生は15名である。普段、地区委員として苦労していることは、クラブ推薦のない学生に対して、地区委員会がホストクラブを探さねばならないことである。反面、受け入れを希望する高校は、毎年増加してきている。これは、最近の少子化の影響で、高校としての特色を出さねばならないことが一つの原因であろう。ホストクラブの問題は、毎年決まったクラブが世話をしている状況である。ホストファミリーも同様のことが言える。そこで、数年に一回は、必ずホストクラブを担当するというシステムが出来ればいいと考える。また、応募学生は圧倒的に女性が多く、男性の応募を期待する。
 次に、納谷健太郎地区委員より、2001〜02年の短期長期交換事業について報告があった。長期交換学生のうち、北半球の学生は、17名全員無事相手国に到着し、留学生活の第一歩を踏み出している。派遣国の内訳は、USAが8名、インド3名、ドイツ2名、タイ2名、デンマーク1名、メキシコ1名である。南半球は、オーストラリアに1名、来年の3月に出発予定である。短期交換学生は、オランダとUSAとの間で、各々3名の交換をこの夏実施し、無事終了した。
 次に、河合利晴地区委員より、ROTEXの活動について報告があった。ROTEXとは、長期交換学生として留学した学生の交流の場であるとともに、来日学生との交流の場でもある。役員9名の世話で、諸々の活動をしている。
 北島一樹地区委員から、2002〜03年の長期交換事業について報告があった。男性2名、女性13名計15名の応募があった。応募学生の希望国は、USA9名、カナダ2名、ドイツ2名、その他2名である。USAとの交換可能学生数は、5〜7名程度であるから、11月に選考試験を実施する。
 和田卓雄地区委員からは、2002〜03年の短期交換事業について報告があった。短期交換は、夏休みを利用して、原則として、家庭と家庭の交換を実施している。USA、カナダで3名、オランダ3名、計6名を予定している。高校生に限らず、大学生も可である。
 次に、和田康地区委員より、交換プログラムの今後について報告があった。ホストクラブに限らず、ホストファミリー探しが大変である。その原因は色々あろうが、一番の原因と思われるのが、その家庭の奥様が首を縦に振らないことだ。奥様の攻略方法を考えて、ホストファミリーを探してはどうか。
 派遣学生の中で、留学の途中で強制的に帰国させられる事態がここ数年続いている。その理由は、ホームシック、学力の著しい不足等々ではなく、規則違反である。先方での生活に慣れてきた頃、規則違反を犯したためである。規則は「NO 4D」に代表される。即ち、Date,Drink,Drive,Drugの禁止である。
 続いて質疑応答に入る。
 堺東南の永井会員(ガバナー補佐)から、ホストファミリーの負担は、月約3万円程度である。食事の問題が一番悩ましい。「Dateは、どこまでならOKか?」「USAの学生が特に問題。お国柄もあるが、一対一で会うことを禁止している。Likeは良いが、Loveはダメということ」
 粉河の日浦会員から、3年前にカナダからの学生を預かったが、家内が一番苦労した。しかし、先方のきちんとした家庭教育に教えられることが多かった。
 高師浜の田中会員から、「奥様の首を縦に振る道具があれば?」「名案はない。経験者に話をしてもらえばいいのでは。」
 岸和田東の米本会員から、家内の話では、中国からの学生なら受け入れたい。ホストファミリー間でよく話し合いをして、意思統一が大切ではないか。
 堺フェニックスの中島会員から、今回はホストを辞退したが、また機会があれば受け入れしたい。
 阪南の南会員から、メキシコからの学生を預かっているが、特別扱いをせず、子供が一人増えたという感じで対応している。日本の文化を経験するために来日しているのであるから。
 富田林の堀野会員から、チェコからの学生を受け入れしている。ホストファミリーは、富田林高校の同窓会の世話でお願いしている。
 岩出の谷川会員から、受け入れ学生がホームシックにかかった。が、キリスト教会に連れて行ったら、こちらがあっけにとられる位、直ちに良くなった。
 最後に、堺南の池中会員(ガバナー補佐)から、交換プログラムの活性化について、USAから日本への希望者が少ないことは、日本にそれだけの魅力がないということか?派遣する学生の選考は、各国との文化の橋渡しをしたいという人を優先すべし。語学の問題は、行けば何とかなる。
 閉会の挨拶で、新宅雅文国際奉仕部門委員長より、全体のまとめと、交換事業の考え方について報告があった。
 
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