国際協議会に参加して
 
ガバナー 前田孝道
 
 
国際協議会参加
 2月10日 和歌山東南ロータリークラブ会員による私達夫妻の国際協議会参加のための歓送例会。また2月12日は水田ガバナー並びに多数のパストガバナー御夫妻、ガバナー補佐、代表幹事副代表幹事の皆々さんがお集まり下され、地区としての歓送会をお開き下され、それぞれ体験にもとづくアドバイスと激励のお言葉を賜りました。2月14日出発のため、早朝大阪伊丹空港に出向きますと、ご遠路の所、角谷地区代表幹事・上野・太田副代表幹事の三氏が見送りにきて下さっていました。私は皆々様の暖かいお心に胸がいっぱいになりました。
 日本から参加のガバナーエレクトは私達12組の夫妻とジャムの添乗員併せて一行26人が、RI本部訪問コースの先発組として、2001年2月14日12時25分東京成田国際空港を出発しました。(短縮コース組は2月16日に直接アナハイムへ出発)
 シカゴ・オヘア空港へは時差の関係で同日午前8時40分到着。私達はすぐ、ホテル;シカゴ ザ・ドレイクにチェックインすると、午後バスで市内見学に出かけました。シカゴの市街は1871年の大火で全焼し、その後災害に強い都市に再構築されたとのことですが、ロータリーの誕生は1905年ですからポールハリスや初期のメンバー達が歩き回っていた風景は、今の私達の見る景色とそう変わっていないはずだなどと思いつつ、近代都市のシカゴの町、産業科学博物館その他の施設を精力的に見て回りました。
 
シカゴRI本部・ポールハリスの墓地をたずねる
 翌、2月15日エバンストンのRI本部を尋ねました。18階建ての本部ビルに着くと職員の方のお迎えがあり、私達は3班に分かれて館内を見学しました。最上階、ミシガン湖を望む一番景色の良い、角の部屋がフランクJ テブリンRI会長の部屋でした。エドフタ事務総長・リチャードD キング会長エレクトの部屋もこの階にあります。しかし、この日が理事会の最終日とあって、皆さんこのビルの17階で会議中とのことでした。
 17階では丁度理事会のコーヒータイムでフランクJ デブリン会長や丸山理事らも廊下に出てこられましたので皆それぞれ、RI会長や丸山理事等を囲み写真に収まりました。16階にはロータリーの創始者ポールハリスが、3人の実業人と会合を開いたユニティビルの711号室が復元されており、ポールハリスの昔の執務室も再現されていました。また下の階には多くの事務員が、フロアー全体を小さく区切り、それぞれのパソコンで世界中の各地からのロータリー情報の処理が行なわれている様でした。
 
シカゴからアナハイムへ
 2月16日早朝シカゴを発ち、ロスアンゼルスへ向かいました。途中「グランドキャニオン!」のアナウンスで、下を見ると大きな地溝帯が蛇行しているのが目に入りました。カリフォルニア州ロスアンゼルス空港着後バスで移動し、サンタモニカの海岸散策、ウエストウッドのUCLAカリフォルニア大学のキャンパス見学。映画の町ハリウッドの観光見学後4時半頃、ホテル ザ リーゼント ビバリー ウイルシェアーにチェックインしました。ここで日本からの短縮コースのガバナーエレクト御夫妻と合流。日本からのガバナーエレクト夫妻が全員勢揃いしました。2月17日(土)ロスアンゼルス近郊アナハイムへバスで約一時間移動。本場のディズニーランドを横目に見て通り、アナハイムヒルトンホテルに12時頃到着。日本の今井鎮雄・板橋敏雄その他の理事役員の皆さん、千宗室元理事等がお迎えくださいました。私達はチェックインして昼食をすませると、それぞれ広い会場のそこここを下見して回りました。会場には「入りて学び、出て奉仕せよ!」の看板がありましたが、それがとても印象的でした。
 
うわさに名高い研修の始まり
 7時、夕食後全員本会議場へ集合、うわさに名高い私達の研修が早くもスタートしたのでした。レシーバーから同時通訳の言葉が入ってきます。司会はフランクJデブリン RI会長です。ロータリー加盟国164ヶ国の国旗入場式。開会宣言。黙祷。フランクJ デブリンRI会長歓迎の辞。RI関係役員の紹介。リチャードD キングRI会長エレクトのご挨拶に続いて次期RIのテーマ「人類が私達の仕事」の発表がありました。第1日目のスケジュールは延々として続き、終わったのは夜もふける11時を回っていました。
 私達を今回お導きくださった日本の研修リーダーは、丸山宏RI理事・板橋敏雄理事は別格として、南園義一・神崎正陳RI研修リーダー、玉村リーダーの皆さんでした。以来、2月24日アナハイムを離れるまでの1週間、ホテルを出る機会はなく、朝7時頃から夜は6時頃まで、午前中は全体会議、午後は配偶者と別行動になり、言語別小グループに分かれて自由討論等を交えての各種の研修が続きました。夜は夜で様々な名目の晩餐会が繰り返されました。この間私は、GSEの相手国インド3000地区のガバナーエレクト、グナセカラン夫妻との交流や、22日の夜の「国際祭りの夕べ」に、世界各国のガバナー・エレクトが配偶者と共にそれぞれの民族衣装で、ステージで踊る国際親善の夕の催しがありました。通して11回の本会議と14回のグループ討論、配偶者のための3回の本会議と、とりどりのプログラムは十分な配慮のもとに準備されたもののようでした。2月23日この日は今回の研修最後の日で、ロータリー96周年の記念すべき日です。午前10時から96周年記念式典に続いて記念行事が準備されていました。また午後のグループ討論は「テーマ/献身の決意」でした。夜、送迎晩餐会があり、2002年の国際大会はドンキホーテゆかりの地バルセロナで…の文字が中央スクリーンに大きくクローズアップされ「蛍の光」の流れる中、閉会の点鐘が打たれました。
 私達は研修中折に触れて、誰彼なしにバッジやその他の小さな贈り物を笑顔で互いに交換しました。今もこのプレゼントは私の身近にあります。私はこれらを見る時、ともに励んだ1000人を越える世界各国のガバナーエレクト夫妻達を思い出します。
 
国際協議会のすべてが終了して
 日本のガバナー・エレクト御夫妻とも、期間中親交を深め合うことが出来ました。聞きしにまさる厳しい研修でしたが、今にして思えばすべてが懐かしい思い出です。21世紀に入っての最初のガバナー年度を「人類が私達の仕事」として、真に意義ある活動を展開して参りたいと思います。この度の国際協議会で得た貴重な体験を、地区の皆さんにお伝えせねばならぬと決意を新たにしている様な次第です。何卒よろしくお願い致します。
 
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