今から100年後にロータリーはどうなっているでしょうか?生きている人には想像もつきません。現在のロータリーにとって不可能なことはありません。 私はロータリーは生き続けると信じています。生きているなら、発展するでしょう。 いつか現在の会員資格によって課せられる責務を遂行できなくなるときが来ます。(私たちは、冷酷な掟に従い、年老いていくに違いありません)。そのとき私たちはどうするでしょうか?退会しますか?多分退会しないでしょう。もし退会しなければ、大いなるロータリーの夜明けが多分そのとき来るでしょう。 ロータリアン誌、1915年2月号
20世紀の終りにあたり 21世紀に行動する会長・幹事そして会員の皆様にはお元気でご活躍のことと存じます。 いよいよ20世紀を終わろうとする時が参りました。 お蔭様で私は、地区内75クラブすべての公式訪問を12月15日で終えることとなりました。各クラブでは毎回熱い歓迎をいただき有り難うございました。深く感謝申し上げます。 公式訪問は、予想していたよりも楽しいものであることが分かりました。そして、多くの人々との出会いがあり、それぞれのクラブとの出会いもあり多くの勉強をさせていただきました。それぞれのクラブにおいては、クラブの雰囲気も特徴をもって運営されており、その土地の風土と無関係でないようにも思われました。どうかそれぞれの特徴を生かし、土地柄に沿った個性を生かしたクラブに成長していただきたいと思います。個性もロータリー発展の潜在能力だと思います。公式訪問中、ニコニコボックスが多く読み上げられその都度感激いたしました。又、あるクラブでは、私の席に、私の所属する岸和田東RCのバナーを立てていただいたり、更には、あるクラブでは「だんじり囃子」で歓迎をしていただいたこともあり細部に亘るご配慮に感謝申し上げます。 20世紀は、戦争と核の恐ろしさにおののかされた半世紀であり、後半は科学技術の素晴らしい進歩に伴う物の整備が進み、人々の心のふれあいが薄らいだ世紀ではなかったかと思います。21世紀は、物の社会から心の社会へといわれますが、その転換期が今ではないでしょうか。それが実現できるかどうかは我々ロータリアンにかかっているのではないかと思います。 フランク・デブリンRI会長は、今年度の活動に当たって、我々が積極的に行動するよう呼び掛けています。ロータリーの哲学を語るのもよいですし、又、ロータリーが過去95年間に成し遂げてきたことについて語るのもよいことです。しかし、ここでいえるのは未来に背を向けたまま過去に顔と目を向けて立っているわけにはいかないということです。我々は今新しい世紀を迎えるのです。そして新世紀に属する我々としては、新たな前進と新たな焦点が必要なのです。変革を恐れないロータリアン、何か新しいことを試みるのに恐れを抱かない、大きなことを考えることのできるロータリアンが求められているのです。世界の仲間の530の地区と共に、我々の地区も、地区の任務を遂行すると共に、ロータリーに新しい命を吹き込まなければなりません。 皆様、20世紀の100年に感謝し、別れを告げ、21世紀を迎えロータリー発展のため皆様と共に力を合わせ頑張りましょう。
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