【ロータリーに対するFAQ】
ロータリー入会候補者

1.ロータリーの目的とはなにですか?
ロータリーの綱領(Object)にあるように、国内外の知り合いを広め、事業および専門職務の道徳的水準を高め、社会に奉仕することで世の中を良くしていくことです。

2.ロータリーは「社会奉仕団体」と聞きましたが、他の社会奉仕団体の違いは何ですか?
ロータリーは単なる社会奉仕団体ではなく「職業奉仕」という概念があります。他の社会奉仕団体は社会を良くするために集まって何か奉仕をします。「ポリオ撲滅運動」等ロータリーにも世界中のロータリアンが協力して取り組む社会奉仕事業もありますが、中心はロータリーで奉仕を学び、自分の個人生活、職業生活、社会生活に生かすことが目的です。社会に有用な事業を営み、自らの職業を通じて社会に貢献していく考え方が他の団体との大きな相違点です。

3.会費以外の費用はかかるのですか?
人頭分担金と呼ばれる費用も含め会費は最低限かかる費用です。
会費はクラブの運営や例会のための費用等に使われます。
クラブでまとまって奉仕事業をするための寄付金(ニコニコ箱)や奨学金や国際的な事業用の資金(米山奨学金や財団への寄付金)が必要になります。ただしこれらはあくまでも任意のもので強制されるものではありません。

4.ロータリークラブの活動にどれほど時間を割かないといけないのですか?
毎週1回の例会(1時間)への出席は義務づけられています。もちろん用事のあるときは欠席も出来ますが、年間を通じて他のクラブへの出席(メークアップといいます。)も含め年間で5割以上出席する必要があります。またそれ以外には属している委員会やクラブの奉仕事業等で活動に参加する必要があります。しかしあくまでも個人の事業等の妨げにならない範囲でかまいません。

5.どのロータリークラブに入会しても同じですか?
以前は各地域に1クラブしかなかったため入会するクラブは限られていました。現在は同じ地域に複数のクラブがあり、どのクラブに入会してもかまいません。(ただ入会はクラブメンバーの推薦が必要ですので入会を誘われたクラブに入会することになります。)ロータリアンということではどのクラブに入っても同じですが、クラブによってメンバー数や委員会構成、行っている奉仕事業が異なり、それが各クラブの特色になっています。

6.ロータリークラブに入会することは国際ロータリーに入会することですか?
国際ロータリーという組織のメンバーは世界各国のロータリークラブです。
つまり各クラブのメンバーが国際ロータリーの直接のメンバーではありません。ただロータリアンとして世界中で友好を深める機会は数多くあります。

ロータリー新入会員編

1.メークアップとは何ですか?
ロータリアンの義務のひとつに例会への出席があります。最低でも年間を通じて半分(50%)以上の例会に出席する必要がありますが、欠席した場合他クラブの例会に出席すれば、例会への出席に代えることが出来ます。これをメークアップといいます。(これ以外にも国際大会への出席などいろいろなメークアップ方法があります。)メークアップは例会の前後14日間に行うことが出来ます。
他のクラブの例会への出席はロータリアンの権利とも考えられます。

2.例会変更や休会(例会の取消)はクラブで自由に決められるのですか?
例会は現在週1回決められたところで開かれますが、正当な理由のある場合、前回の例会の翌日から次回の例会の前日までの間に(場所も含め)変更することが出来ます。これを例会変更と言います。
また一般に認められた祝日や法定休日等の理由で例会を取りやめることが出来ますが、上記以外にも年間4回までは例会を取りやめる(休会)ことが可能です。
上記のルールに従う限り例会変更や休会はクラブの理事会で自由に決定することができます。

3.定款、細則とは何ですか?
一言で言えばロータリーの法律です。国際ロータリー(RI)の定款・細則と各ロータリークラブ(RC)の定款(これは世界共通です)は、世界各地区から代表が集まる、3年に一度の規定審議会で決められます。RCの細則は上記に矛盾しない限り各クラブが独自に決めることが出来ます。
RC定款には綱領や例会・出席に関する規定など世界のRC共通のルールが書かれています。
RC細則はクラブによって異なりますが、委員会構成や任務などについて書かれています。所属クラブの定款・細則は一度目を通してみて下さい。

4.手続要覧とはどのようなものですか?
手続要覧には国際ロータリー(RI)の定款・細則やロータリークラブ(RC)の定款をはじめRC推奨細則、あるいはロータリー財団細則等のほか、国際大会やRI理事会等で採択された方針・手続等が書かれています。3年に一度の規定審議会が終わった後に出版され、ロータリーに関する各種の資料をまとめたものです。