ガバナーメッセージ

中島治一郎 ガバナー 中島治一郎 (なかじま じいちろう)

 国際ロータリー創立100周年を迎えた節目の年度に当り、皆様と共に2004〜05年度を意義深い年に致そうではありませんか。
 先ず提唱致したいのは、皆様のクラブの活性化を図る事です。クラブ会長さん、クラブ理事の皆さんを中心に、ご自分達のクラブをより親睦に満ちた、より活力あるクラブにする工夫と努力を期待しております。そのお手伝いをするのが私の役割と考えています。
 私達のロータリーでは、「他人に対する思い遣りを深める事、思い遣ったことを実行する事」を『奉仕の理想』としております。私達のロータリー運動とは、思い遣りを普及する事です。思い遣り深い人間を増やして行く『人造り』こそが、一番大切な私達の仕事であります。奉仕活動こそが、この『人造り』の最良の原動力であります。
 『クラブ奉仕』は、クラブ会員の皆さんにとって、『奉仕活動』と『人造り運動』を展開し易い環境を整えることだと思います。仲間を増やすこと、和気藹々とした雰囲気を醸し出すこと、奉仕の機会について話し合うこと、成功例に感動し合うこと、志を高め合うこと等があると存じます。『広報』に関しては、私達は、直ぐ『広告』を連想してしまいます。私は、ロータリーの『広報』は、ロータリアン一人一人が『生きた広告塔』であると認識し、行動することが最良だと思います。ロータリアン一人一人の言動が、世の人をして、「ロータリーは、正直者、フェアーな人達、思い遣り深い人達の集まりだ。」と思って頂ける事が最高の広報だと信じております。
 ご自分の地域社会を活性化する事が、どれだけクラブの存在価値を高めるかは申すまでも無い事であります。又、現在ほど、その必要性が高まっている時代も少ないのではないでしょうか。クラブの社会奉仕プロジェクトは、一つに絞って、効果的な事業を考え、実行して下さることを念じております。
 国際理解を深め、平和を増進する為に、国際ロータリーとロータリー財団程、有益なプログラムを数多く備えている団体は無いと存じます。大いに活用して頂きたいと希望しております。又、活用出来るよう、皆様のご支援が不可欠であります。
 職業奉仕に関しては、『四つのテスト』程、素晴らしい規範を持っている団体は無いでしょう。簡単明瞭で、実に意義深いテストであります。これの適用を広めて頂きたいと思います。職業倫理が崩壊している昨今、『人造り』のロータリーの、真のロータリアンの出番であります。
 2005年6月30日夜振り返って、クラブや地域社会の活性化に確かな手応えを感じ、ロータリー100周年をお互いに心から祝いたいものでございます。



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