RLI研修プログラムについて
RLI(Rotary Leadership Institute=ロータリー・リーダーシップ研究会)は1992年に設立されRIから認証された、ロータリークラブの指導者開発を目的としたプログラムで、ニュージャージー州から始まり、米国内各州、カナダ、インド、フランスにも広がり、現在では100 地区を越える地域で採用されています。日本では、2008年6 月、2750 地区で開催されたのをきっかけに、日本各地区で開催、または開催が計画されています。
RLIが設立された背景は、将来のクラブ会長やクラブ指導者が、ロータリーに関する充分な知識を持ち、効果的なクラブ造り、各種プログラムを推進させるために充分な指導力を発揮できる様、一般的な会員を対象に指導者育成の機会提供を目的としています。
基本的なコースはPart I~Part III までの3部門と「Graduate」(卒後コース)の計4部門に分かれており、1グループ20 名程度を対象とした円卓会議、対話形式を基本とした研修を行います。研修内容については、RLIから提供されたテキストを基本として、日本の国情に合った内容に一部修正を加え、日本独特のプログラム米山奨学金プログラムなどを加えています。また、研修リーダーは、RLIから派遣されたインストラクターから直接ワークショップ研修を受け、認証された人たちが担当しています。また、研修内容は各コース、1 時間、1 日で1Part(部門)が完了できるようプログラムされています。
尚、本コースはPartI~III迄とし、「卒後コース」はオプションプログラムとします。追加のセッションは、ロータリー財団「ロータリー未来の夢計画」、「効果的なスピーチ研究」、「RLI プログラムの評価」、「参加者の今後の課題討議」などですが、
卒後コースの内容と開催は、それぞれの地区、実行委員会の判断に委ねることと致し
ます。
この日本版マニアルは、毎年度繰り返して行われるセミナーとしての継続性、更には、日本の各地区で行われる「RLIリーダーシップ研究会セミナー」のどの地区でのセミナーにも自由に参加、受講でき、参加者はPart 毎に研修を完了、「終了証書」が獲
得できるよう、研修内容を統一することを目的として用意されたものです。