国際ロータリー第2640地区 青少年交換プログラム


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ロータリーとは
■ロータリーの目的■
 すべてのロータリアンがその個人生活、職業及び社会生活を通じて常に奉仕の理想を実践することを目的としています。さらに奉仕の理想に結ばれた世界中のロータリアンとの親交によって、国際間の理解と親善と平和を推進していきます。
■ロータリーの誕生■
 1905年、アメリカ・シカゴで青年弁護士ポール・P・ハリスが、3人の友人と語らって、2月23日第1回の会合を開いたのがロータリークラブの始まりです。その後、ロータリーは世界中に広まり、現在約160ヶ国に3万クラブ、会員数は約110万人に達しています。
■ロータリーの名称■
 ロータリーとは、会員が持ち回りで順番に集会を各自の事務所で開いたことから名づけられました。
■国際ロータリー■
 各地のロータリークラブをメンバーとして、国際ロータリークラブ(RI)が組織・運営されています。国際ロータリーの最近の主要事業としては災害にあった地域の復興の援助や、地球上からポリオやその他の伝染病をなくすために、全世界の児童の予防接種を進めています。また、ロータリー財団を設け、世界有数の国際奨励金事業を実施しています。
■日本のロータリー■
 1920年(大正9年)10月20日、当時三井銀行の重役であった米山梅吉氏がはじめて東京に「東京ロータリークラブ」を創立し、翌大正10年4月1日、世界で885番目のクラブとして加盟承認されました。現在では北は北海道から、南は沖縄までに約2,300クラブ、会員数約120,000人に達しています。日本のロータリーでは「財団法人・ロータリー米山奨学会」を設立し、日本で勉強する外国人留学生を援助しています。
■ロータリアン■
 ロータリークラブの会員をロータリアンと呼びます。会員は地域内で奉仕の理想に燃える堅実な実業家、専門職業人の中から選び、クラブを形成しています。
■スポンサーロータリークラブ■
 交換学生を推薦し、派遣をサポートしているロータリークラブを「スポンサーロータリークラブ」と言います。
■ホストロータリークラブ■
 交換学生を受け入れてお世話しているロータリークラブを「ホストロータリークラブ」と言います。
■地区(DISTRICT)
 いくつかのクラブが集まって1つの地区(DISTRICT)を形成しています。当地区の呼称は「国際ロータリー第2640地区」で、大阪府堺市以南と和歌山県全県が所属しています。日本全国35の各地区にはガバナーと呼ばれる最高責任者が一人ずついます。現在当地区内には76のロータリークラブがあります。
■地区青少年交換委員会■
 地区には国際ロータリーが定めた「ロータリー青少年交換プログラム」を推進するため、「地区青少年交換委員会」が設置されています。当地区青少年交換委員会はガバナーの指導の下に、海外の地区青少年交換委員会との連絡や学生のオリエンテーションを行い、外国の地区と高校生の交換を行っています。又クラブ主導の観点から各クラブが青少年交換プログラムの意義を理解し、積極的にこのプログラムに取り組んで頂けるよう啓蒙しお手伝いすることが役割です。

交換プログラムの要旨
■プログラムの正式名称■
 国際ロータリー第2640地区青少年交換プログラムと言います。通称「ロータリー青少年交換プログラム」と称します。
■プログラムの内容■
 このプログラムは高校生のために1年間の交換留学プログラムです。即ち、各国のロータリークラブ同士がそれぞれの地域の高校生を海外に派遣すると共に、派遣先からの高校生を受け入れて、相互に交換留学を行うものです。主催及び責任団体はロータリークラブですが、ロータリーの世界組織である国際ロータリーにおいてもロータリーの公式プログラムと位置付けられ、世界的な規模で実施されています。
 交換留学の滞在費や学費は留学生を引き受けるホストロータリークラブが負担します。留学生は留学先で無料のホームステイ(食事付き)をします。このプログラムはロータリーのボランティアで運営されています。
 ロータリアンはこのプログラムの実施のために多くの時間と労力を提供し、常に留学生にとって、より良いプログラムを提供すべく努力しています。又、このプログラムに参加し帰国したたくさんの若い人達(ROTEX=ローテックス)も積極的に支援しています。当地区では約20年前より始められ、既に来日・派遣を合わせて340名以上の留学生が参加した実績を得ています。
 近年当地区では毎年10〜15名の学生を交換しています。日本全体では350名以上の学生が、全世界では毎年約7000名の学生がこのプログラムに参加しています。
■このプログラムの目的■
 ホームステイや学校生活を通して、外国との文化や習慣を体得させます。言葉や文化、習慣の全く異なる外国での生活を体験することにより、それらを理解し国際感覚を身に付け、将来の国際相互理解と世界平和の推進に役立つことをロータリーでは願っているのです。
■交換学生の使命■
 交換学生に課せられた使命は、日本と外国との間に「友情の架け橋」を築くことです。派遣先の文化や習慣を体得するだけでなく、自国を紹介するという責務も負っています。ですから交換学生は「小さな親善大使」と呼ばれます。
■青少年交換プログラムの特徴■
 ロータリーの青少年交換プログラムは他の団体が実施しているプログラムと異なって、ボランティア団体が運営しているプログラムです。従って経費も他の団体と比べて、はるかに安く、実費だけで留学ができ、お小遣いも毎月支給されます。受け入れも地域全体に密着した市町村単位のロータリークラブが会員全員で留学生のお世話をしますので、安全面でもより優れたプログラムであると言えます。又、学生一人ひとりにカウンセラーがつき、地区青少年交換委員会やローテックスがサポートします。
■交換の原則■
派遣学生を出す高校は日本へ留学してくる学生の受入れ校となって頂きます。
スポンサーをして頂くクラブは日本へ留学してくる学生のホストクラブになって頂きます。
派遣をする学生の家庭は、出来れば日本へ留学してくる学生のホストファミリーになって頂きたいのですが、必ずしも強制ではありません。
■ルール■
 ロータリーの国際ルールとして「4Dルール」が定められています。交換留学生は、滞在中ロータリーの決めた基本的なルールに従わなければなりません。これに違反したときは直ちに強制送還されます。
4Dルール
1. Drive 自動車、オートバイ、船舶、飛行機の運転の禁止
2. Drink 飲酒、喫煙の禁止
3. Drug 大麻、麻薬等の所持、使用の禁止
4. Date 恋愛の禁止
■留学中止■
 ルールに違反した場合、あるいは病気、怪我、極度のホームシック、ノイローゼ等で留学途中であっても留学を取り消され、強制送還される場合があります。強制送還の決定は関係者が十分な協議を重ねた上で行います。

派遣学生の募集
■募集■
 国際ロータリー第2640地区では毎年15名前後の派遣交換学生を募集しています。
募集の詳細は【募集要項】をご覧下さい。
■派遣に必要な費用■
1. 派遣学生(保護者)は次の費用を負担しなければなりません。
1) 往復の航空運賃(約5万円〜30万円:留学先によって異なります。)
2) 渡航手続き費(パスポート、健康診断、ビザ取得費用等、約3万〜4万円)
3) 生命及び傷害保険加入費用(約6万円〜10万円:但し現地で加入を義務付けられる場合もある)
4) 緊急所持金(約500米ドル)
5) 通常の衣服費
6) 現地のロータリー主催の行事参加費(キャンプ・バスツアー等)
7) 留学生用ブレザー
8) その他
2. ロータリー又はホストファミリーは次の費用を負担します。
1) 学費(教科書代、制服代、通学費等)
2) ホストファミリーとの小旅行
3) 宿泊費(部屋、食事代)
4) お小遣い(毎月約70米ドル程度、派遣先により異なります)
■選考■
 校内応募者が多い場合は学校内で1、2名を選考して下さい。選考の目安として
1. 留学に意欲的な学生で1年間の留学に耐えうる精神力の持ち主であること。
2. 成績が上位1/2以内であること。
3. 保護者の同意が得られること。
4. 選考後のオリエンテーションに出席できる学生。
5. 学校長の推薦が得られること。
■派遣期間■
 ロータリーの選考試験合格後の翌年7・8月より一年間。
■派遣可能国■
 アメリカ、カナダ、メキシコ、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、インド、タイ、マレーシア、ブラジル、フランスなど。この他、ロータリークラブがある国々との交換が可能です。
■推薦ロータリークラブ■
 選考試験に応募するためには、ロータリークラブの推薦が必要です。(スポンサークラブと呼ばれます)校内選考が終わりましたら、地域内のロータリークラブに連絡した後、面接を受けて下さい。派遣学生に選ばれた学生は、出発までスポンサークラブからいろいろなサポートを受けますが、例会等に出席し報告する義務があります。又、帰国後も帰国スピーチを例会で行います。
 帰国後はローテックスに所属し派遣学生・受け入れ学生のサポート並びにお互いの親睦、情報交換の場として活躍を期待します。
■出発までのオリエンテーション■
 ロータリーでは、プログラムの成功と留学期間中の安全確保のための事前研修「派遣学生オリエンテーション」を出発までに数回開催致します。派遣学生は必ず参加しなければなりません。オリエンテーションを欠席すると派遣候補生の資格を取り消される場合があります。
■現地での単位取得■
 留学中の単位取得は通常困難な場合がほとんどです。成績証明書は現地受け入れ高校で発行して貰えますが、休学となるか、進級となるかは学校と学生でよく相談して下さい。
■派遣先での生活■
 ロータリアン(又はその関連)の家庭にホームステイし現地の高校に通います。滞在費、学費にかかる経費はホストクラブが負担します。又、毎月お小遣い(約70米ドル)が支給されます。派遣期間中はホストクラブが責任をもってお世話します。

学生の受け入れ
■ホストロータリークラブ■
 交換学生を受け入れてお世話しているロータリークラブを「ホストロータリークラブ」と言います。学生を派遣するクラブは原則として海外からの学生を受け入れて頂きます。
■ホストハイスクール■
 学生を派遣することは、派遣をする日本側から見れば一人の学生に対する効果しか期待出来ません。しかし、海外からの来日学生を一年間ホストすることは、日本の高校生にとっても素晴らしい体験と強烈なインパクトを与えます。ロータリーでは出来るだけ多くの高校生に身近な国際体験をして頂くため、派遣学生の募集と共に、来日学生を受け入れて頂ける学校を広く募集しています。派遣学生を推薦していない場合でも来日学生を受け入れることが出来ます。
■ロータリークラブのカウンセラー■
 来日学生をホストするホストクラブでもカウンセラーを一人選任します。トラブル発生、緊急時にはホストクラブカウンセラーが関係者と連絡をとり解決に全力を尽くします。又、青少年交換委員会委員とローテックスがアドバイザーとなり来日学生のサポートをします。
■受入時期と期間■
 来日学生は8月中旬以降に来日します。従って、2学期から翌年の1学期まで通学することになります。
■留学期間中の生活■
 来日留学生は日本滞在中、ホームステイをします。ホームステイ引受け家庭は全てボランティアで行っており、その家庭はホストロータリークラブが指定をします。
■学年■
 来日学生の年齢、又は学校の都合に合わせて学年を決定して下さい。来日学生の中には既に母国の高校を卒業してくる学生もいますが、その場合には2年生に入学させ、3年に進級させるほうが良いようです。尚、自国で卒業してきても日本では高校生と同じ扱いをされます。
■登校■
 来日学生は日本の高校生と同じように制服を着用させ、定時に登校させます。理由なく学校を休んだときは、強制帰国の対象になります。
■授業■
 このプログラムでは日本語について特別授業は必要とされていません。多少日本語を勉強してくる学生もいますが、すぐには授業について行くことは難しいかもしれません。授業について、来日学生を特別扱いする必要はありませんが、本人の日本語の理解度、関心などを考慮して学校の判断で適宜日本の学生と違った授業を受けさせることは、むしろ本人の理解度を深める上で望ましいことであり差し支えありません。
■無断欠席■
 もし無断で欠席するようなことがあれば、ただちにホストファミリーと連絡を取り合い、ロータリークラブのカウンセラーにご報告願います。不登校が著しい場合には強制送還の対象となります。
■クラブ活動■
 受入れ学生は、学校ではいずれかのクラブ活動に参加することが奨励されています。出来れば柔道や剣道、茶道や華道など日本の文化に触れる機会がもてるクラブへの参加が望まれますが、強制ではありませんので、本人の得意な分野の活動や興味が持てるクラブに参加していただいて結構です。
■費用負担■
 制服代、体操着、通学費、修学旅行代、教材費等はすべてスポンサーロータリークラブが負担します。日々の食費はホストファミリーが負担し、個人的出費は学生本人の負担です。
■小さな親善大使■
 このプログラムで交換される学生は派遣国の文化や習慣を学ぶ他に、自国のそれらを伝える義務も負っています。受け入れ学生は自国のPRカタログ、スライド、ビデオ等の準備をしてきておりますので、スピーチ等の機会があればいつでもご活用下さい。
■保険■
 受け入れ学生はそれぞれの派遣国、受け入れ国ロータリーが指定する保険(日本の場合は国民健康保険、民間保険)に加入しています。保険証はホストクラブに渡します。
■病気や怪我■
 病気や怪我の場合、ロータリーが対応致します。治療費についてはすべてロータリークラブが負担します。
■ロータリークラブの例会・オリエンテーション■
 ロータリークラブの留学生は、例会やオリエンテーション等のプログラムに参加しなければならない義務があります。
1. ロータリークラブの例会(毎月1回程度:例会日、例会時間はクラブにより異なります)
2. オリエンテーション(派遣学生:派遣前数回、受入学生:来日時1回)
3. 研修旅行(受入学生:年2回、広島と東京)
これらのスケジュールは事前にホストクラブ又は、ホストファミリーからご連絡致します。
■ホストファミリーのお願い■
 受け入れ校に通学する生徒のご家庭でホストファミリーを引き受けて下さる方がいましたら、是非ご紹介下さい。手引きもございますが、ご質問のある方には直接ご説明致しますので、お気軽に地区委員会までご連絡下さい。

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