〜 第一部 〜 IM6組ガバナー公式訪問 合同例会 ・テーマ「多くの友達をつくろう」 |
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SAA秦 正光 ここで堤 啓治ゼネラルリーダーに改めましてごあいさついただきます。 ←堤 啓治ゼネラルリーダー 堤 啓治ゼネラルリーダー 土曜日のお休みのところ、たくさんお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。 先ほどからもいろいろとお話が出ておりますように、ロータリーはこの21世紀に入って非常に変貌しつつございます。11クラブが集まって公式訪問を受ける、その後でIMを開くという、非常に変貌が急なように思います。ここ数年前までは、ガバナーの招集がかかった会議はメイキャップを認めるということでしたが、過日のシカゴの規定審議会におきまして、大体月に1回、第1例会の後で理事会を開いていると思いますが、理事会に出席するだけでメイキャップになるというふうにも変わってきております。そしてまた、理事会にオブザーバー、あるいは理事会にぜひ出てくれという要請があった場合、その要請された方もメイキャップだというふうに変わりつつございます。その他、各クラブの理事会の権限が拡大されてきております。したがって、ロータリーの面目を維持していくには、理事会がしっかりしていないと危うくなっていくのではないかなと思います。 それから、本日皆様にお集まり願って勉強をしていただくんですが、いろいろと変化が起こりますけれども、4ways test 、それからObject of Rotary(綱領)、これは変更ございません。皆さん、職業をお持ちの方々ばかりでございますので、日本でよく使われる言葉に「事業は人なり」という言葉がございます。ロータリーはまさに「事業は人なり」の人づくりに専念するわけでございます。4つのテスト、綱領の実践、個人生活・社会生活・職業生活においてこの考え方を強めていけということが大前提でございます。 ロータリーに反した行動をしておりますと、新聞紙上をにぎわすような、会社をつぶしてしまうということにもなりかねません。それは新聞紙上で皆さんご承知だと思いますが、反ロータリー的なことをやるとこういうことになるわけで、一番気の毒、かわいそうで同情しなければいけないのは、その会社で一生懸命にまじめに働いている方がそのあおりを食うわけでございます。したがって、きょうお集まりの方々、本当のロータリアン、先ほどもお話が出ておりましたように、楽しいロータリアン、「あの人はすばらしい魅力のある方だ。ああいう人になりたいな。」というふうなロータリアンになるべく努力していただきたいなと思います。 きょうのIMの機会を十分に生かしていただいて、ロータリー活動に励んでいただきたいと思います。 以上です。ありがとうございました。 SAA秦 正光 ここで財団法人米山記念奨学会より、泉南ロータリークラブへクラブ創立記念特別寄付表彰があります。小島 哲ガバナー、山本昇三泉南ロータリークラブ会長、前の方へどうぞ。 小島 哲ガバナー この賞は、昨年度、2001年7月〜2002年6月30日までに周年記念をやられたクラブがそれを記念して米山奨学会へ寄付された、それに対しての感謝状でございます。 感謝状 泉南ロータリークラブ殿 貴クラブは、創立30周年記念事業として多額の寄付をされました。その功績大なるものがあり、よって本奨学会はそのご理解とご協力に対し感謝状を贈り、親愛なる敬意を表します。 2002年8月30日 財団法人ロータリー米山記念奨学会理事長 島津久厚 SAA秦 正光 卓話の時間です。引き続きまして、小島 哲第2640地区ガバナーに卓話をお願いいたします。 ←小島 哲ガバナー 小島 哲ガバナー 皆さん、改めましてこんにちは。今年1年、ガバナーを仰せつかっております泉大津ロータリーの小島でございます。どうぞよろしくお願いしたいと思います。 きょうは、我が国では初めての合同例会、IMと続きます1日でございますが、こういう席を設けていただきました岸和田ロータリーをはじめ、IM6組の11クラブの皆さんに厚くお礼を申し上げたいと思います。こういう皆さんの記憶に残るようなところで公式訪問をやれというのは、ロータリー章典の方でもお勧め事項になっておりまして、ぜひこれからもこういうスタイルで公式訪問をやればどうかなと思っております。 さて、日ごろは地区行政に対しましていろいろご協力を賜っておりますが、特にロータリー財団、それから米山奨学会に対しましては、この2640地区は非常に多額のご寄付をちょうだいしております。寄付だけではなしに、それに見合います奨学生を送り出す、また奨学金そのものを世界社会奉仕的に開発途上国へ差し上げて、その国から奨学生を招くということをやっております。また、米山の方では、各国から奨学生が参りまして、そのお世話をしていただいております。預かっていただいているホストクラブにはカウンセラーがおられましょうし、いろいろお世話が大変なことと思いますが、よろしくお願いしたいなと思います。そして財団や米山に対するご協力に対しまして、改めて厚く御礼申し上げたいと思います。 さて、ガバナーノミニーエレクトに任命されますと、その出席義務として国際協議会がございます。私は今年の1月末から2月の初めにかけまして、アメリカのアナハイムというところで研修を受けてまいりました。この研修は1週間ほど続きまして、朝9時から4時半、5時ごろまで連日ありました。 この席には日本から女房を連れていっておりますので、女房は女房の別の席がございまして、別のプログラムで研修を受けているわけですが、昔は招待状に Governor and wifeとなっておりました。ところが、最近はワイフの方がガバナーというのが結構ありまして、30人ぐらいありました。夫婦ともにロータリアンだけれども、奥さんの方がガバナーだというカップルがおられまして、したがって Governor and wifeとは言えなくなりまして、 Governor and spouse(伴侶)という言葉を使っております。日本ではまだ女性のガバナーがおられませんので、女房に聞きましたら、いわゆる伴侶のプログラムの方に男の人が来られて、いろいろ地区のお土産を配ったり、そういうお世話をされていたと言って笑っておりました。 10年ほど前に、ロータリーの「友の誌」に「女房がガバナーになる夢を見た」という川柳が出ておりました。私、そのときにニヤニヤ笑って、実は川柳そのものはよく覚えていたのであります。作者は有田南ロータリークラブの峠原ガバナー補佐らしゅうございまして、後から「あれは私の作ですよ」と教えていただきまして、「作者まで覚えてなかって申しわけない」と謝ったんです。残念ながら、最近はそれは川柳として通用しなくなってしまいました。当たり前のことになったようであります。 研修そのものは、そんなに目新しい内容もございませんし、この地区の地区協、それからクラブ委員長会議で話し合っているのと似たような内容でございまして、さすがここへ来たら違うなという点は余りございませんで、実はちょっとがっかりしたというのが本音ですが、初日に、 Governor and spouse、つまり530人プラス530人、それから役員で1,200人ぐらい集まりまして、時のRI会長エレクトのビチャイ・ラタクルさんという方の施政方針演説を聞くわけです。この演説の内容には感激いたしました。それだけ聞きに来ても値打ちがあったなと思ったぐらいすばらしい内容でございました。 それと同時に、我々に対して「慈愛の種をまきましょう」というRIのテーマが発表されるわけです。ラタクル会長エレクトが我々ガバナーエレクトに対して「テーマはこれですよ。」とおっしゃる瞬間までは、あの内容は内緒でございまして、実は私、皆さんにそれをお知らせするつもりで国際ロータリーへ行く前に絵はがきを買ったんですが、その絵はがきには「慈愛の種をまきましょう」というテーマは印刷してないんです。切手を張りまして宛て先を書いて、あれは確か1月26日だったと思うんですが、26日の国際協議会が始まる日になって初めて印刷した小さいラベルを送ってくるわけです。それを一枚一枚はがきに張ってお出ししたわけですが、それほど内緒にしております。 「慈愛の種をまきましょう」というテーマは、非常に簡単明瞭なテーマでありますので、今さら私がここで、「いや、あれはこういう意味ですよ。」ということをお話しする必要はさらさらないと思います。ラタクルさんの施政方針は、前田さんのときのリチャード・キングという会長と違います。キングさんは増強の鬼と言われた方なので、どちらかといいますと上意下達といいますか、方針をRI会長が決めて、「毎月1人ずつ新入会員を入れなさい。年間5人の純増ですよ。これだけの増強をうまく達成できたら会長賞を差し上げましょう。」というスタイルでございました。 |
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