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岸和田RC 岡本桂四郎 皆さん、おはようございます。2002〜2003年度国際ロータリー第2640地区IM第6組の事前会議を開催させていただきます。岸和田ロータリークラブの岡本桂四郎でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、地区財団部門委員長の岩本行弘様、司会進行をよろしくお願いいたします。 地区財団部門委員長 岩本行弘 皆さん、おはようございます。財団部門委員長の岩本です。本日、ロータリー財団の事前会議の進行を私の方から進めさせていただきます。 それではまず、きょうお越しいただいておりますカウンセラー、委員のご紹介からさせていただきたいと思います。 まず、財団部門のきょうのカウンセラーをお務めいただきますパストガバナーの平岡正巳様でございます。 パストガバナー平岡正巳 おはようございます。よろしくお願いします。 司会 同じく財団奨学金委員長の上山英明様でございます。 地区財団奨学金委員長 上山英明 上山でございます。よろしくお願いします。 司会 財団増進委員長の矢倉様です。 地区財団増進委員長 矢倉甚兵衛 こんにちは。 司会 それから、きょうは世界大会についてということでちょっとお話し願うことになっておりますガバナーエレクトの前窪様でございます。 ガバナーエレクト前窪貫志 おはようございます。 司会 同じく世界大会の実行委員長であります糸井様でございます。 世界大会実行委員長 糸井徹 糸井でございます。よろしくお願いいたします。 司会 きょうは発言なしということで、オブザーバーで小島ガバナーにもおいでいただいております。 それではまず、財団の会議に入ります前に、世界大会のことにつきまして前窪様よりお話し願いたいと思います。 ガバナーエレクト前窪貫志 冒頭から失礼します。次年度、小島さんの後でガバナーを務めさせていただきます前窪でございます。よろしくお願いいたします。 小島ガバナーの話によりますと、「ブリスベーンはあんたが出席義務や」と、それでこういうことになりまして、バルセロナでああそうなのかと。おかげで小島ガバナーの顔を余り見られなかったなあということで、後でお聞きしますと、会議ばかりということでございました。そういうことでございますので、来年の6月1日から4日まで、オーストラリアのブリスベーンで世界大会があります。これは98年目の世界大会ということでございます。 詳しくは、糸井委員長さんがいらっしゃいますので、後でちょっとお話しいただくこととして、私の方はこれぐらいにしまして、その次の私の年度に入りますと、ご存じのように大阪で世界大会があります。これは99年目です。100年目はシカゴということに決まっておりますので、99年目、節目の前年ということになりますが、いろんな問題がやはり提起されるのではないかと予想されます。小島ガバナーに詳しくお話しいただければ結構かと思いますけれども、100年についていろんな提案が我々の方になされております。今までは小島ガバナーは余りしゃべっていませんが、 みんなご存じですので、私がしゃべることはないと思います。100年目についてはいろんなことが出ておりますし、提案がなされてくると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ただし、大阪大会までにそういう話が出てくるということもあると思います。大阪大会は、ご存じのように、2004年5月23日から26日まで、大阪ドームを主としてやられるということでございます。概略は今決まっておるようでございますけれども、話を聞きますと、前夜祭は京都でやるということでございます。千宗室さんが委員長ということでございますので、そういうこともあろうかと思います。移動が大変かなと思いますけれども、それもよいかなと思ったり、そうすると和歌山もということになりますけれども、それはそれぞれの考え方があると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。その認識だけは持っていただきたいと思います。 ここでお願いしたいのは、このIM第6組さんがその国際大会の玄関口になる関空を背負っていらっしゃいますので、これはもうどうあっても抜けるわけにいきません。そういうことでございますので、まず当初の入り口が当地区ということになりますから、皆さん方には非常に申しわけないんですが、いろんな形でご迷惑をかけると思いますけれども、ご協力のほどをよろしくお願いいたしておきたいと思います。 特に関空さんに関しては、ほとんど全員で当たっていただかなければいけないということでございます。当地区全部で当然当たるんですけれども、ごく地元ということでございますので、よろしくお願いしておきたいと思います。それだけでございます。何から何までご協力をお願いしたいということでございます。 世界大会実行委員長 糸井徹 実行委員長の糸井でございます。 ちょうど大阪での1年前ということになりますが、ブリスベーンでは、来年の6月1日から4日まで行われます。その1年前ということでありますから、ぜひ皆さんにご協力いただいて盛り上げたいなと思っております。一番問題は、ブリスベーンに行く飛行機の便は、従来のヨーロッパやアメリカと違いまして大変少のうございますので、今回はJTBさんに依頼しまして8コース組みまして、いろんなコースに分かれて行くような案を組んでおります。既に皆さんのところにもお届けさせていただいているかと思いますが、早目に、9月いっぱい、10月初めにはアウトラインの参加メンバーを把握しまして、飛行機の便だけは押さえたいと思っております。 2640地区としての恒例となっておりますジャパンナイトですが、5月31日に行うべき予定を組んでおります。ちょうどパストガバナーの中島さんの計らいで、アンドリューヒルズというブリスベーンからゴールドコースト寄りの方で2640地区としての前夜祭を行うべき予定を組んでおります。いろんな土地で盛り上げていきたいと思いますので、そんなところをよろしくご理解いただきましてご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。 司会 どうもありがとうございました。 それでは、財団の会議に入りますが、その前に、せっかくこの近隣のクラブの財団委員長さんがお集まりになりましたので、クラブ名とお名前を言っていただきまして自己紹介を、岸和田東さんから順番にお願いします。 岸和田東RCの安井八州夫と申します。よろしくお願いします。 岸和田北RCの新井宏昌と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 岸和田南RCの永野三郎でございます。どうぞよろしくお願いします。 貝塚RCの川崎明成でございます。どうぞよろしく。 貝塚コスモスRCの守行善五郎です。どうぞよろしくお願いします。 阪南RCの成子善一郎でございます。よろしくお願いします。 泉南RCの岡田充夫です。 関西国際空港RCの松永裕乗です。本日は代理で参りました。よろしくお願いします。 りんくう泉佐野RCの目岩男と申します。本日は代理でございます。 泉佐野RCの大工貞晋といいます。よろしくお願いします。 岸和田RCの岡本桂四郎と申します。よろしくお願いします。 岸和田RCの大橋寛順と申します。よろしくお願いします。 司会 どうもありがとうございました。 それでは、まず最初にカウンセラーの平岡パストガバナーより一言ごあいさつをお願いいたします。 パストガバナー平岡正巳 前にガバナー、そして横にガバナーノミニーがおられますので、パストガバナーの試験を受けているみたいで、皆さん方以上に緊張しております。 当2640地区は、皆さんご存じのように、会員の皆さんのご理解と、それから財団活動に対しての積極的な実践力と申しますか、活動によって、財団活動に関しましては、日本の地区というよりも、世界の中で名門の地区でございます。その地区の中でも、この第6組はすばらしい成果を上げられているグループでございまして、2640地区が世界をリードしているということであれば、その2640地区の中でもこの6組は強いリーダーシップを発揮されているグループでございます。そこで財団の事前会議が開かれておりますので、私からいろんなことを申すよりも、皆さん方の方がよくご存じのことが多いんじゃないかと思います。 しかしながら、今ちょっと申しましたように、そうかといって、それに甘んじておりますと、他の地区あるいは他の国の後塵を拝するということになるわけでございますので、それならそれでより一層皆さん方の力を発揮していただきまして、この財団活動を推進していただかなければならないと思うわけです。 もう既にいろんな方から言われておりますように、まず財団の寄付でございますけれども、日本から財団への寄付は、世界全体の財団への寄付の24%から26%を占めておるわけでございまして、財団に対する貢献度は非常に高いわけです。また、ただ寄付だけじゃなしに、活動に関しましても、特に奨学金プログラムを中心に、多岐にわたって活動が行われているわけでございます。きょうも財団の各委員長さんがおいででございますが、 そのそれぞれの要望を我々が分かち合いまして、皆さん方がクラブにお帰りになりましたら、各クラブのメンバーに、特に11月は財団月間に入りますが、その一月前に当たるわけでございますので、どうか機会あるごとに皆さん方からいろんな財団の事業を伝達していただきまして、この活動を盛り上げる基礎づくりをぜひお願いしたいと思います。 先ほどエレクトの方からも話がございましたが、 100周年に備えていろいろなプログラムあるいはプロジェクトが組まれているようでございますが、差し当たっては、ここに出ておりますように、 ポリオ撲滅に対しての特別寄付がございます。このことに関しましてはガバナーからもいろいろお話があったと思いますが、従来、当地区は伝統的に1人の財団に対する寄付が約200ドルと、これは当地区の長年にわたる実績でございます。今度は、100周年記念に対する記念行事のために最後の貢献と申しますか、 当地区からポリオ撲滅に関しましても特別のご理解とご寄付を願わなければならないだろうと思いますが、それに関しましても、既にガバナーからいろいろお話があったと思います。 どうかそういう点、十分ご理解を深めていただきまして、きょうの事前会議が意義ある会議になりますことを祈念申し上げまして、簡単でございますけれども、私の方からのごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いします。 司会 どうもありがとうございました。 きょうは、人数も少なくて、小ぢんまりとこういう委員会をしておりますので、今からいろいろお話ししますけれども、その中でご質問がありましたら、遠慮なくしていただきたいと思います。大きな委員長会議になりますと、ちょっとした質問もなかなかしにくいかと思いますが、きょうは、 本当にこういうことを聞いてもいいのかなという初歩的な質問でも結構でございます。どんな些細なことでも結構でございます。 皆さんがわかりにくい点は、ぜひ遠慮なさらずに、いつでもご質問いただければ結構かと思います。 ロータリー財団につきましては、年間を通じまして格別なるご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。 さて、ロータリー財団につきましては、5月の地区協議会、そして9月の財団委員長会議において、2640地区の財団活動方針と内容をお話しさせていただきました。本日は、一部繰り返しになるかもしれませんが、ポリオ・プラス、そして財団奨学金、そしてGSE(研究グループ交換)、これと財団増進についてご説明申し上げます。 ポリオにつきましては、先日の財団委員長会議で中島パストガバナーから詳しくお話しいただきましたが、今、ロータリー財団では、国際ロータリー100周年記念の2005年にポリオ終結宣言−−撲滅まではいきませんけれども、終結宣言を目指しまして最後の追い込みに入っております。そのために全世界のロータリアンに呼びかけまして、ポリオ・プラスへの寄付目標額を8,000万ドルと設定しております。実は4億ドルなんですけれども、8,000万ドルを皆さんからご寄付いただきますと、そのほか補助金がありまして4億ドルを達成することができます。ですから、8,000万ドルと設定しております。2002年7月からキャンペーンがスタートいたしました。そして日本の会員は、世界全体のロータリアンの約1割ではございますが、3年間で寄付額の2割、つまり1,600万ドルを誓約しております。当地区は幸いにもポリオに対しましてもご理解が深く、毎年多額のご寄付をいただいておりますが、今年はさらに一層のご協力をお願いします。 ですから、皆さんが国際ロータリーの日本事務局に送金されますときは、必ずポリオの分は「ポリオ」とご指定いただきますよう、くれぐれもご注意していただきたいと思います。そしてまたこのポリオは、一般寄付と同様、マルチプル・ポール・ハリス・フェローという名称もちゃんといただくことになっております。 このポリオには、1979年から取り組んでまいりました。今年で23年間続けられてきました。しかし、今年に入りまして今日まで、先日のガバナー月信にも出ておりますけれども、まだ540件のポリオ発生が報告されております。発生箇所はインドの北部、そしてパキスタン、ソマリア、ナイジェリアなどで、内戦と貧困の地域に発生しております。そういうことでございますから、どこの国ももちろん努力いたしますが、何せ財政が厳しいものでございますので、やはりロータリー、民間、政府の援助が必要になっております。よろしくお願いいたします。 それでは、続きまして財団奨学金について、奨学金委員会の上山委員長よりご説明をお願いいたします。 地区財団奨学金委員長 上山英明 国際親善財団奨学金プログラムの全般的な実行と、それから奨学生の選考について、特に各ロータリークラブのレベルに合った選考のことについて、2つに分けてお話しさせていただきます。 ロータリー財団奨学生というのは、ロータリーの奨学生及び日本の国に対する一つの投資であり、投資である限りは、これは株を買うのと同じであって、その株の値打ちが上がるかどうかということを十分考慮して、そしてその投資した結果はいかにと。したがって、日本の国のあすの指導者になれるような素質を持った人、もう一つ、国際親善の使節として十分有能であるという奨学生を選ぶわけであります。これが非常に大切なことであります。 具体的には、それぞれの専門分野を勉強しておる学生を派遣するわけですが、実際には、語学の勉強とか、音楽の勉強とか、あるいは文学とか歴史とか、そういう人が多いんですが、できれば人道的な分野でそれを専門としてやっていける学生を選んでほしい。具体的に言いますと、医療であるとか、人口の問題、環境保全の問題、高齢者、麻薬の乱用、あるいはアルコール依存症を無くす等ということを仕事とする、それから日本の国では余り問題になりませんが、識字率の向上、あるいはポリオ・プラスの支援ができる学生を選んでいただきたいと思います。 奨学生を送るということは、そういうことを通して、終局的には世界平和に役に立つということを目的としている。なぜならば、世界平和のためには、よその国を知らなければならない。知るには、旅行では不十分であって、やはり1年なり2年なり滞在して、外国、例えばアメリカならアメリカという国はどんな国であるかを見てもらう。決していい国であるという判断をする必要はないけれども、どういう国であるかをしっかり判断するには、やっぱり滞在が必要です。このバックには、そういう目的が潜んでおるわけであります。帰ってきた学生を、国際社会の人道的ニーズに応えられる、人道的ないろんな問題に対しての解決に当たれる指導者として育成していくということであります。 ですから、投資である限りは、留学から帰ってきた学生を学友会というロータリーの組織にぜひ入会させて、時々彼らを招集して、そして日本の社会において有能な人材になってくれているであろうかという彼らの行く末をまた見きわめて指導しなければならない。ところが、帰ってきた学生は学友会に入ってもらっても、だんだんと住所がわからなくなって落ちていくのが現実でありまして、なかなかそのフォローアップをすることが困難にはなっておりますが、我々が支援した限りは、その結果を見きわめるということにも重点を置きたいと思います。 このような財団奨学生を派遣する費用は、我々がRI財団に寄付した金額の約60%は使えるわけであります。その幾ら使えるかということは、財団の管理委員会から各地区ガバナーに通知が参りますが、約60%は使えます。これを地区財団活動資金と称しております。あとの40%は、RI財団がどのように使うか。これは国際財団活動資金として3H補助金、あるいは研究グループ交換の学生を派遣する費用とか、さまざまに使っているわけでありまして、60%は我々が使えるということであります。 奨学金には3種類あります。まず、6カ月間の文化研修をする、具体的には語学の勉強をするための奨学金。これはどこへ行ってもいいかというと、そういうわけではなしに、財団の管理委員会で指定した語学学校で6カ月。これが1万9,000ドル支給されます。次に、1年間の奨学金です。これはそれぞれの学生の専門分野について、大学あるいは大学院に入学して勉強する。これもやはり管理委員会指定の大学、大学院で1年間、実際は9カ月ということになっておりますが、勉強する。その資格は、日本の大学で第2学年課程を修了した者ということであります。それから、現在はマルチ・イヤーというのは具体的にはなくなりまして、2学年の奨学金でありますが、これは管理委員会の指定した大学院で2年間勉強し、修士の学位を獲得するということでありますから、この資格は、日本で大学を卒業して学士号を持っておる者ということになります。1学年奨学金は2万5,000ドル、それから2学年奨学金は年間1万2,000ドルとなっております。 奨学生の資格としては、もちろん2640地区に住んでおるとか、本籍があるとか、あるいは勤務している場合はその勤務先が地区内にある、あるいは地区内の教育機関に在学しているという基本的な規定がございます。もちろんそのほかに、大学において成績が優秀であって健康であること、それから日本の将来の社会において指導者となり得る有能な資質を持っておるかどうか、国際親善使節としての資質を持っておるかどうかということであります。 それから、6カ月の語学研修は別ですが、1学年、2学年の奨学金の候補者は、志望する国、例えばイギリスならイギリス、フランスならフランスの公式言語に堪能でなければならないということであります。具体的には、日本における語学学校の成績証明書でそれを推定する、あるいは選考試験のときに試験問題として出すわけです。 それから、もちろんご存じと思いますが、現在のロータリアン、あるいはロータリーをやめて3年たたなければ、その子どもや孫には資格はございません。それから、もう既に留学経験のある者、あるいは現在留学している場合は、その留学を経験した国または現在留学している大学のある国の教育機関には留学できません。それから、勉強と関係なくても、6カ月以上居住した国、何らかの都合で家族とともに住んでおったというような場合ですが、そういう国へは留学できません。 それで、奨学生の選考でありますが、これは地区レベルでの選考と各クラブレベルにおける選考とに分かれます。本日は各クラブレベルの選考について申し上げますと、留学をする年度の7月以降に留学できるわけですが、その2年前の年の暮れの12月から1月に、管理委員会より地区で募集を開始してよろしいという通知が参りますので、その直後に地区から各ロータリークラブへ、募集開始の例えばポスターとか申請書類とか関係の書類をお届けいたします。そして留学年度の1年前の4月に、各クラブから地区への申請書を締め切ります。したがって地区では、5月になりますと、ガバナーあるいはガバナーノミニー、財団委員長、奨学金委員長、あるいは学友も加え、あるいはその奨学生の語学をテストできるほどの有能な語学力を持った者を加えた選考委員会を開きます。 そういうふうにしてまいりますので、各ロータリークラブでは、地区から送られたポスターや申請書、あるいはその他の関係書類によって公募をしてもらわなければいけない。それは、クラブの所在する地域の大学などに、ロータリーにはこういう奨学金制度があって奨学生を募集しますという広報をしてもらうということであります。そして、各クラブにおいては、各大学から応募してきた候補者を審査しまして、先ほど言った6カ月の語学研修、1学年、2学年の各種類ごとに1名以上の候補者を指名して地区へ上げていただきたい。その地区への申請の締め切りは、留学をする年の前年の大体4月ごろです。これは地区で決めますが、3月から4月半ばごろまでの間をその期日としますので、それまでに地区へ申請書を上げていただくことになります。 以上でございます。 司会 今の奨学金につきまして、もう少し具体的に補足したいと思います。 まず、地区活動資金の60%の話ですが、これは皆さんから年次寄付というものをしていただいているわけですけれども、その年次寄付をしていただいた年度から数えて3年後に60%を使う権利ができます。ですから、例えば今年は2002−2003年度ですが、そこへ3を足しまして2005 −2006年度に、今年皆さんからご寄付いただいた年次寄付の60%を使えるというシステム、これをシェア・システムと呼んでおります。 皆さんが今から募集される奨学金について具体的に申し上げますと、この12月ごろに募集要項が来まして、その募集は何年度の分になるかというと、皆さんが募集されるのは2004−2005年度の奨学生になります。そしてその募集を今年の12月、来年の1月ごろから開始します。そしてクラブには、これはちょっと古いんですけれども、こういうポスターを皆さんのクラブにお送りしたり、またガバナー事務所のウェブサイトにも掲載していただいたりということになると思います。それから、ロータリー財団から送られてきますこういう申請書、これは学生から出していただく申請書ですが、それと奨学金についての説明書もお送りいたします。 ですから、応募がありましたら、申請書と説明書を渡していただく。そしてこれを来年の4月中旬ごろまでに学生から提出していただく。その提出された申請書を皆さんが見ていただきまして、そしてまた本人との面接をぜひしていただきたい。そしてこの人だったら推薦しようということになりますと、この後ろにロータリークラブの確認欄というのがございますが、ここにはクラブの会長さんがサインをする場所がございます。ですから、ぜひこの子を推薦しようということが決まりましたら、クラブ会長さんのサインをしていただいて、これをガバナー事務所にお届け願いたいと思います。この締め切りが大体4月の下旬ごろになると思います。ですから、まず、一旦クラブに提出していただいて、クラブの方で面接等をしていただきまして、そして書類がオーケーになりましたら、この書類をガバナー事務所に届けていただく。この締切日が4月の下旬と、そういうふうに覚えていただきたいと思います。ここにロータリー年度を書いておりますけれども、2004−2005年度という申請書が皆さんのお手元に届くことになっております。 先ほど3年後に使えるのは年次寄付であるとお話ししましたけれども、今年はポリオ・プラスに大変力を入れております。ですから、皆さんのクラブからご寄付いただく分は、ひょっとして半分以上がポリオ・プラスになるかもわかりません。その場合は、当然年次寄付が減ってくるわけです。つまり、3年後に奨学金に使える地区活動資金は当然減額されます。ですから、奨学生を出すかわりにポリオをしていただく、こういう結果になるんじゃないかと思っております。 それと、よく皆さんのクラブから、「応募者の推薦を頼まれたが、こういう人を推薦してよろしいですか」という質問があります。私はそれに対して、「奨学金は皆さんの貴重なご寄付から出ているわけですから、皆さんが出された寄付金をその人に奨学金として与えてもいいなと納得できる人を推薦してください」というふうにお話ししております。ということは、推薦するしないはクラブの裁量にお任せしております。ですから、皆さんが面接をされて、こういう人はどうも国際親善に向かないとかという場合は、断っていただいて結構でございます。国際親善のできるような資質のある方、そして皆さんがこの人なら推薦したいという人をぜひご推薦願いたいと思います。 それから、クラブで面接したらなかなか断りにくいという場合がございます。誰かに頼まれて断りにくいが、この人はどうもあんまり推薦したくない、こういうことも実際にはあるんです。そういう方は、その書類を送られるときにちょっと我々奨学金の方に申し出ていただいたら、私たちはまたそういう目で面接をやりますので、そういうときはぜひおっしゃっていただきたいと思います。ですから、今申し上げましたように、あくまでも皆さんのご寄付ですので、皆さんの納得できるような人を選んでいただきたいと思います。 実は前に実際にそういうことがありまして、「何でああいう人を奨学金に推薦するんですか」という地区へのおしかりがあったことが、随分過去の話ですが、ありました。しかし、それはやはりクラブの方で推薦されておりますと、我々はクラブの方がそういう思いで推薦されたというふうに考えますので、それを地区にクレームをつけられたのには、私はちょっと首をかしげたんです。やはりそれはクラブの方の裁量で、ぜひ適正な人を選んでいただきたいと思います。我々はクラブの推薦を最高に尊重しておりますので、その点ご理解願いたいと思います。 それでは、続きまして財団増進の方からお願いします。 地区財団増進委員長 矢倉甚兵衛 一応簡単な資料をお配りさせていただいております。平岡先生もおっしゃいましたが、このIM第6組は、いつも増進、実際の寄付協力に対しましては、本当に長年立派な成績をおさめておられ、そういう実績がございますので、田舎から出てきました僕なんかが申し上げることは何にもございません。 そこに入れさせていただいた資料は、本年度の小島ガバナーが財団部門だけではなしに、あらゆる機会におっしゃっていることを一応箇条書きにさせていただいたものでございます。だから、地区協議会でも、財団部門以外でも、小島ガバナーが毎回これはおっしゃっておられましたので、皆さんもよくご存じかと思いますが、2005年のロータリー創立100周年に向かってポリオ終結宣言をしたいということで、特に日本には大きな課題が与えられております。 平岡さんがおっしゃったように、全体では8,000万ドル、それを1人当たりにすると135ドルになります。当地区では、毎年1人当たり200ドル以上のご寄付をいただいておりますが、昨年のペッツでのアンケートでは、1人当たり平均すると200ドルでした。そして毎年ポリオとして、毎月1回のコーヒー代をということで3,000円ご寄付いただいてまいりました。これが約25ドルでございます。本年度は特に、小島ガバナーから200ドルにもう10%ぐらい上乗せしてくれんかと。そうしますと、合計245ドルになります。だから、本年度のRI会長あるいは当地区の小島ガバナーとしましては、クラブとしての自主性ということを言っておられますが、特にポリオあるいはロータリー創立100周年にかんがみましては、何とか1人当たり245ドルをお願いしたいということであります。 送金に際しては、これもお話がございましたが、クラブで1人当たり135ドルになるまではできるだけポリオを優先していただきたい。これは事務職員研修セミナーでも詳しくお話ししていただいているようですが、この第6組は実績がございますので、245ドル、それから送金に際してはまず135ドルをポリオにということだけ強調させていただきたいと思います。 増進委員会とすれば、それだけでほとんど役は済みますが、今月の委員長会議でも申し上げましたように、まずプログラムありきとパストガバナーはよくおっしゃいます。それで、財団寄付に関して一番手っ取り早いのは、国際親善奨学生と、それからGSEの団員を推薦することだろうと思います。実際に推薦して、GSEなり、あるいは留学から帰ってこられた方の体験談を聞かせていただきますと、寄付してよかったなあということを実感できると思います。そういう意味で、ご寄付いただくのと同時に、寄付ばっかりというのはつまらないので、その元を取ると言うとちょっとおかしいですが、ぜひ国際親善奨学生、それからGSEの団員等をご推薦いただいたら、寄付だけじゃなしに、財団全体のプログラム、予算も実感していただけるだろうと思います。 それで、今月の委員長会議のときに、学友会の会員数をリストアップしてみましたが、このIM第6組の皆さんのクラブだけをまたまとめさせていただいております。これは国際親善奨学生として推薦された方、それからGSEとして推薦された方、それからもう一つは、近年、発展途上国へ寄贈して、例えばタイとかブラジル、ロシア、キューバ、モンゴル、そういうところから当地区の資金で日本へ留学してもらっていますが、そういう方々も一応入れた人数をまとめております。ただし、一応名簿をずっと集計したんですが、間違いがないか、またご確認いただきたいと思います。 この第6組では、まだ岸和田北さん、岸和田南さん、りんくう泉佐野さんからはご推薦いただいていませんので、例えば今後岸和田クラブさんで3名ぐらい同じ年に応募があるとしたら、そのうち1人を岸和田北さんか岸和田南さんに回してあげるとか、そういうふうにしていただいたらどうかなと思っています。 近年は、同じクラブから2人の国際親善奨学生が推薦されて、2人とも合格した場合、奨学金委員会でそのうちの1人を近隣のクラブへスポンサーを変えるような措置もされております。合格した後もできますが、もし1つのクラブに応募者が集中した場合、こういう資料を参考に、実績の少ないクラブの方へ回してあげていただいてはどうかと思います。 こういうことは、むしろ学友委員会のことなんですが、以前私は学友委員長をさせていただいた関係でこういうことに関心があるもので、蛇足ですが、申し上げました。ポリオもございますので、何とぞよろしくお願いしたいと思います。 後ほど、できたら各クラブの委員長さんに本年度のご寄付をお願いするご苦労等体験談をお話しいただければ幸いでございます。よろしくお願います。 以上です。 司会 どうもありがとうございました。 奨学金につきまして、ちょっと抜けているところがありましたので、もう少し補足したいと思います。 来年募集しますのは、先ほど上山委員長よりお話がありましたように3種類です。6カ月の文化研修のための奨学金、そして1学年度奨学金、そして2年間マルチ・イヤー奨学金、この3種類ですが、6カ月の文化研修のための奨学金というのは、海外で語学の勉強をするために行きます。ですから、大学ではありません。語学学校です。ただし、最近、語学の勉強で英語圏に行く人は採用しておりません。といいますのは、英語は今はどちらでも勉強できますし、むしろそれ以外の、例えばフランス語を勉強したいとかドイツ語を勉強したい、スペイン語を勉強したい、そういう方にこの6カ月の文化研修のための奨学金を提供しております。ですから、皆さんのクラブに申し出がありましたときに、英語の勉強をしたいという方はまず断っていただきたい、これだけお願いしておきます。 それから、海外に留学する場合も、例えばエジプトに留学したいという場合があると思います。国際親善奨学金ですから、できるだけ英語圏以外のいろんな国に行ってほしいわけですが、一番ネックになっているのが語学の問題です。エジプトは英語でもいけるんです。この国とこの国とこの国は英語でも通用するので、現地語を知らなくても、英語でも大丈夫ですよというのをロータリー財団が列記しておりますので、皆さんの方でもしそういう特殊なというか、英語圏以外のところへ行かれる方がありましたら、また私の方までおっしゃっていただきたいと思います。英語圏だけじゃなしに、そのほかにも英語でいける国があるということを覚えておいていただきたいと思います。 地区財団奨学金委員長 上山英明 申し忘れましたことを追加させていただきますが、各クラブレベルで奨学生を選んでいただきましたら、顧問ロータリアンをご指名していただきたい。だから、各応募者にはそれぞれ顧問ロータリアンがついていて、それを地区へ上げていただくと、そういうことです。よろしくお願いします。 司会 ロータリー財団の奨学金の奨学生はほかの学生と混同される方が結構おられるんです。例えば米山奨学生とか青少年交換留学生、そして財団奨学生、この区別がなかなかつかない人がおりますので、簡単に申し上げます。 米山記念奨学金、これはおわかりだと思います。これは海外から日本に来まして、日本の大学または大学院で勉強される方を支援しております。これは日本独特のものでございます。そして青少年交換、これは高校生です。高校生をこちらから例えばアメリカに5名出した場合は、また向こうから日本に5名が来る。ですから「交換」という名前がついているわけでして、これは1年、また3カ月、こういう長期、短期があるようです。しかし、財団奨学生というのは交換制度ではございません。ですから、向こうから5名来るからこちらから5名出すと、そういう決まりは全くございません。受け入れとこちらからの派遣、これは人数は全く別のものでございまして、全く受け入れしない場合もございます。 そして、特に向こうから日本に来る学生は、我々が派遣するのと同じように、向こうからも1年、2年、6カ月、私どもは3カ月はしておりませんけれども、3カ月もございます。しかし、日本は、日本語が非常に難しいということがあるのか、1年、2年という学生はほとんどいないんです。こちらへ来る学生は、今は中国からの留学生で1年というのが1名だけおりますけれども、それぐらいでして、あとは1年、2年という学生はおりません。ほとんどが3カ月、6カ月でございます。 司会 この人たちはもちろん日本語の勉強ですので、日本語学校に行くわけです。当地区の場合は、地区内に和歌山日本語学校というのがありますので、そちらの方に行くように指定されております。ですから、和歌山近辺のロータリークラブで、向こうから来た人のカウンセラーを1人選んでいただくわけです。 それから、上山委員長からも言われましたように、こちらから学生を出す場合も、その方のカウンセラーを1人、推薦されたクラブでお願いしたいと思います。カウンセラーの方は、年間を通じて5回ほどオリエンテーションがありますけれども、オリエンテーションにご出席願い、また奨学生の相談相手になってやっていただきたいと思います。そして、そのカウンセラーがクラブと奨学生の橋渡しをしていただきたい。例えば卓話に呼んでいただくというようなこと、これはカウンセラーがぜひしていただきたいと思います。 続きまして、研究グループ交換(GSE)についてちょっとお話しさせていただきます。 研究グループ交換、GSEと呼んでおります。実は今年1月、こちらからインドの3000地区に派遣いたしました。皆さんには大変お世話になりました。そしてまた3000地区から日本に3月に来まして4月に帰りましたけれども、その間、ホームステイ、そしてまた事業所の見学と大変お世話になりました。また関西国際空港ロータリークラブさんには、受け入れのときには随分お世話になりまして、ありがとうございました。 この研究グループ交換という制度は、今年はこちらからインドに派遣して、そしてまた向こうから続いてこちらに来ました。派遣と受け入れを同じ年度にしていたわけです。しかし、来年度から、この制度が変わりまして、派遣の年と受け入れの年が交互になりました。 そして、今決まっていることは、2003−2004年度にブラジルの4640地区へ派遣することがガバナー同士で確約されております。その承認を得るために、国際ロータリー財団に4640地区と2640地区で交換したいという承認の申請書を出したばかりでございます。これは何なく承認されると思います。したがいまして、その承認が確認されましてから、こちらから派遣するGSEの団員の募集を開始したいと考えております。 GSEの団員は、まず1人のロータリアンの団長さん−−団長さんはロータリアンです。そしてあと4名、これは一般の方から募集した人です。ただし、行くときに年齢が40歳までという条件がございます。そしてその方は必ず2年以上定職についていること。ですから、アルバイトやフリーターをしている方はだめです。定職についている、これが条件でございます。 そして、派遣する場合も受け入れする場合もそうですけれども、目的は観光ではございません。要するに職業を中心に研修をするわけですから、やはり職場の見学等を中心に組み込んでいただきたいと思います。皆さんも受け入れされたときは、きっと工場または職場の見学などをしていただいたんじゃないかと思います。 それともう一つ、ホームステイも条件になっております。これは文化を吸収させるためにホームステイを原則としておりますので、また受け入れのときはひとつよろしくお願いします。来年度は、今言いましたように派遣するだけでございますので、ホームステイはございません。 ブラジル派遣に向けまして、皆さんのときから団員の募集を始めたいと思います。今言いました4名の団員を募集いたしますので、これにご協力をお願いしたいと思います。それから団長さんはロータリアンの方ですが、この団長さんもなかなか見つかりませんので、候補者がおれらましたら、ぜひご一報願いたいと思います。今度行くブラジルはポルトガル語ですので、ポルトガル語の達者な方は少ないのでございます。そういう方だったら最も申し分ない団長さんでございます。次に、ポルトガル語はできないけれども英語が非常に堪能な方がおられましたら、ぜひ皆さんからご一報願いたいんです。それともう一つ、5週間ぐらい家をあけられる方。5週間ほど向こうを回りますので、5週間ほどGSEの団長として随行願える方、しかも語学が堪能である、こういう方に団長をお務め願うわけですけれども、なかなか少のうございます。ですから、皆さんお帰りになって、クラブでそういう心当たりのある方は、「5週間ぐらいブラジルへ行かれたらどうですか」と勧めていただいて、オーケーがありましたら、私の方までぜひおっしゃっていただきたいと思います。 宿泊は向こうでのホームステイになりますし、往復の運賃は国際ロータリー財団の世界活動資金から出るようになっております。そういうことで、ぜひこういうGSEの募集と奨学生の募集をお願いしたいと思います。 いろいろお話しいたしましたけれども、今度は、皆さんからご質問をしていただきたいと思います。お話ししたこと以外でも結構でございます。財団のことにつきまして何かこの際聞いておきたい、また何か非常にわかりにくい点がありましたら、この場でぜひご質問願って、私たちからそれにお答えしたいと思います。いかがでしょうか。何でも結構でございます。些細なことでも結構でございます。 それでは、順番に岸和田東さん、いかがですか。 岸和田東RC 安井八州夫 別にありません。 地区財団部門委員長 岩本行弘 岸和田北さんいかがですか。岸和田南さん……。 岸和田南RC 永野三郎 聞くこと事態がわからないというような……。 地区財団部門委員長 岩本行弘 どういう点がわかりにくいんですか。 岸和田南RC 永野三郎 まだ財団の方の十分な理解をしていないということもありまして、今お聞きして、それに対する質問と言われても、戸惑ってしまうところがあります。 司会 このロータリー財団というのは、単年度で終わるんじゃなしに続いておりますので、実際わかりにくいんです。なかなかわかりにくいというのが本音だと思います。単年度で終わるんだったらいいですけれども、先ほどお話ししましたように、地区活動資金にしましても、3年前の年次寄付を使うというのがなかなかわかりにくいんですね。ですから、なかなか理解しにくい点が多々あると思います。 ですから、今お話ししました2004−2005年度の奨学生を募集するといいましても、これは本当にまだ先の話でございます。しかし、それの資源となりますのが、昨年度の6月までに寄付されました年次寄付から60%を利用するわけでございます。その集計はまだ来ておりませんけれども、その数字を見ながら、奨学生の募集の人数も決めております。ですから、そういうふうにずうっと続いておりますので、わかりにくい点があるというのは、こちらも理解しております。 貝塚RC 川崎明成さん、何かございませんか。 貝塚RC 川ア明成 別にございません。 地区財団部門委員長 岩本行弘 貝塚コスモスさん。 貝塚コスモスRC 守行善五郎 別にございません。 地区財団部門委員長 岩本行弘 泉南さん。 泉南RC 岡田充夫 今お話しいただいたのは、何か資料をもらえるんですか。 司会 これは資料をつくっていないんです。ロータリー財団の資料は、5月の地区協でロータリー財団地区セミナーというのがございまして、これは東京であったんですが、今年のは間に合いませんで、昨年度にされましたものから抜粋いたしまして、20ページぐらいありますが、そちらの方に載っております。例えば奨学金とか、それからシェア・システムとか載ってませんか。 泉南RC 岡田充夫 載っていないところもあると思いますよ。 司会 そうですか。そういう資料がもしお入り用でしたら、またおっしゃってください。 泉南RC 岡田充夫 先ほどの奨学生のこととかの細かいところまでは載っていませんでした。 司会 余り詳しく出ていませんか。申しわけありません。実際に載っているのはその程度で、それと財団などに関しましては、私のところに今は資料はないんですけれども、いろんな資料がサービスセンターにございます。 泉南RC 岡田充夫 ホームページでも見れるんですか。 司会 ホームページは出てないように思います。資料は無料でいただけるのとそうでないのとあるんですけれども、私らも時々そこから資料を取り寄せているんです。例えばロータリー財団問答というわかりやすいのがあって、それをたくさん向こうから取り寄せまして、クラブの会員みんなに配ったりしているんです。ですから、そういうものも活用していただいたらどうかと思います。どうも申しわけない。 関西国際空港さん、いかがですか。 関西国際空港RC 松永裕乗 11月に財団月間がありますね。毎年うちのクラブでは、財団月間のときに寄付金の募集をしているわけです。実際には米山がその前の10月にありますが、続いてあるということで、今年は特別に8月に米山月間という形をとって、ちょっと離したんです。実際にこうやって金額も上がっているので心苦しいことなんですが、何かよい募集の仕方があれば教えていただけたらと思うんですが。 司会 私は、寄付金が先じゃなしに、例えばカウンセラーとして財団の奨学生をお世話するとか、また奨学生を派遣するなりしまして、そしてクラブにそういう方々を卓話に呼ぶといったことをしますと、やはり財団に対する理解が深まると思うんです。関西国際空港さんの場合、今年たしかGSEで派遣されたと思うんです。あの人も学友ですから、またそういう人を財団月間にご招待して卓話をしていただくとか、そしてまた奨学生も近隣におりますから、またこちらの方へ言っていただいたら、優秀な学生がたくさん帰ってきておりますので、財団月間にそういう人に卓話をしていただいたらといいと思います。 関西国際空港RC 松永裕乗 まず理解を深めていくということですね。 司会 そうなんです。まずそこからでいいと思うんです。ただ単に寄付、寄付と言うよりも、むしろそういうことを見ていただくことが大事じゃないかと思いますので、ぜひそれをしていただきたいと思います。 また、向こうから来る学生がおりますね。私は実は、ガバナーもしょっちゅうされているんですけれども、向こうから来る学生のカウンセラーをよく引き受けているんです。そうすると、いろんな海外から来た奨学生から、平素聞くこともないような話も随分聞けるんです。ですから、そういう人にまたクラブで卓話をしてもらったりしています。そうすると、随分親しみがわくというか、こういう人だったらサポートしようという気になっていただけると思います。 ただ単に寄付を集めることばっかりでは、やはりなかなか話が進まないと思います。ですから、そういう目的から入っていただいたらなあと思います。ご無理申し上げますけれども、よろしくお願いします。 りんくう泉佐野さん、いかがですか。 りんくう泉佐野RC 目 岩男 特にないですが、例えば学友会の会員を近隣クラブに紹介していただいて、卓話をしてもらいたいんですが。 司会 奨学金に学友の担当がおりますし、結構この周辺にも学友がおりますので、いつでもおっしゃっていただいたらいいと思います。 りんくう泉佐野RC 目 岩男 その節はぜひお願いいたします。 地区財団部門委員長 岩本行弘 そうですね。こちらに大体いつという候補日を3つか4つ挙げていただいたら、学友と連絡をとりまして、そういうあっせんをしたいと思います。 先日の奨学生の帰国報告会はご出席されましたか。 りんくう泉佐野RC 目 岩男 いえ、私は代理でございますので、申しわけございません。 司会 先日、5名帰ってきまして、卓話いたしました。そうすると、その日が終わりましたらすぐにあっちこっちから卓話の引っ張りだこでございまして、特にロシアから帰ってきました河内長野の学生は、もう既に何件か頼まれたようでございます。ただし、財団月間には集中しますので、財団月間じゃなくても、12月でも結構ですし、またほかの月でも結構ですので、そういうふうにしていただいたらと思います。ひとつよろしくお願いします。 泉佐野さん、ございませんか。 泉佐野RC 大工貞晋 別に質問じゃないんですけれども、寄付集めは8月にやりました。これは参考になるかどうかわかりませんけれども、寄付は結局、レートがあるんですよ。今年の6月は125円でしたが、7月に入ってからは120円で、これはまだ今もずっと続いていると思います。私はクラブの人たちに、「120円は私がギャランティーするから、120円のときに寄付してください」と言ったんです。わかりませんが、恐らく今が一番いいときかもわかりませんよ。もちろんアメリカの景気が悪くなってくると円高になる可能性はあるし、何とも言えないけれども、あるいは円安になるかもわからないから、とにかく120円のレートで2万4,000円くださいと。それで、6月に比べれば少なくとも1,000円もうかったじゃないかということなんです。前もって財団からレートを発表してくれますから、非常にねらいやすいわけですよね。でも、もしそれが年内に130円になると、私は1ドルにつき10円の差額を皆さんのかわりに払わなければいけないけれども、それでもうほとんどの方にお願いして、終わりました。 ロータリーに余りレートの話を持ち込んではいかんけれども、そういう考え方でどうですかと。今はまだ120円だと思います。しかし、実際のレートはもう122円になっているんですから、時間の問題で125円という相場が出てくると、200ドルで1,000円違うんです。今は100万円貯金しても、1,000円も利子はつきませんよと、そういう論法で言ったわけです。 本来なら2万5,000円をもらってやるべきだったのかもしれませんけれども、そんなことで終わりましたので、11月は、私のところから派遣した奨学生がおりますので、東京に住んでいるんですけれども…… 司会 誰でしたかね。 泉佐野RC 大工貞晋 小林さんです。もう結婚しました。熊取の中学校の先生だったんですが、海外留学は先生の国内留学の扱いで休職ができなかったので、結局は退職して行ったわけです。私は、その退職して行ったということに熱意を感じまして、「ちょっとうちに卓話に来なさいよ」と。今はもう結婚して帰っていまして、どこかの英語学校の先生をしているみたいですが、日本では海外留学を休職扱いにしないという問題点についても指摘をしてくれたらありがたいということで、この間電話で連絡をとったところなんです。 以上、寄付を集めましたという報告です。しかし、まだ2〜3人おります。日ごろ財団の委員長をしているときはなかなか出さないのがおりますので、(笑い)それをターゲットにねらってます。ただ、1口じゃなしに、2口という方もいらっしゃいまして、片方はポリオ、片方を一般にという方も私どもには3〜4人いらっしゃいますから、これは理解をしていただければ、そういうことも可能だと思います。 それで、お金のことでちょっと質問があるんですけれども、質問してもらってもよろしいですか。 司会 どうぞ。 泉佐野RC 大工貞晋 小島ガバナーにお聞きしたいんですが、先ほど、今はまずポリオ優先と言われましたが、ポール・ハリス・フェローを申し込んでこられた方には、ポリオをまずお勧めした方がいいのか、あるいは指定寄付か何かでした方がいいのか。 小島 哲ガバナー 一般寄付であろうと、ポリオに対する寄付であろうと、全く関係ないです。ポリオと一般寄付とは全く一緒なので、本人はわからないです。 司会 先生がおっしゃっているのは、要するにどちらへ優先されるかということでしょう。 小島 哲ガバナー それは、今のところ、私が各クラブにお願いしてますのは、クラブの寄付が1人当たり135ドルになるまではポリオの指定寄付にしてほしいということです。クラブでわかります、もう刻々と。だから、135ドルになったら一般寄付に切りかえてくれと、このように会長さんと委員長さんと事務職員さんにはお願いしています。ですから、ご本人さんはPHFになりますから、自分の出した1,000ドルがポリオの指定寄付になっているのか、一般寄付になっているのかということをご存じない場合が出てくる。いずれにしましても財団への寄付ですし、これは変わりませんので、そこはもう事務局でやってくれます。 司会 先日、実は今おっしゃったような問い合わせがありました。ポール・ハリス・フェローということで1,000ドル預かっているが、これをどうしたらいいですかという質問が僕の方に実際にありました。私がその事務職員さんに言ったのは、これは事務職員さんが決めることじゃなしに、やっぱりその寄付をされるご本人の意思をまず確認していただきたいということです。例えば今のお話で、1,000ドルを年次寄付にしてもいいんですけれども、例えばポリオ・プラスと年次寄付で500ドル、500ドルに分けることも可能なんです。これはどうにでもできますから、一番大事なのは、その方が何に寄付をしたいかということです。私は1,000ドル全額をポリオに寄付したいという方があるかもわかりません。それはその人の意思でしていただいてもいいんじゃないかなと思います。 私のクラブは、内情を申し上げて申しわけないんですけれども、全額をポリオにしようかということでやっております。 いずれにしましても、どちらにしていただいてもポール・ハリス・フェローになりますので、それでご了解願いたいと思います。 それと、先ほどレートの話がありましたけれども、これを少し申し上げます。 皆さんからご寄付いただいたものは、クラブの事務局を通じまして、国際ロータリーの日本事務局の方にご送金されていると思います。レートが1ドル幾らかというのは、この日本事務局から毎月発表しているわけです。これは実勢のレートではございません。ロータリーのレートなんですが、それが今でしたら、大工さんが言われましたように120円です。実際には122円になっておりますけれども、これが125円になっても、今は120円で計算できます。そして、これがやはり実勢のレートによりまして125円になったり130円になったりするわけですけれども、やはり円高のときにした方がいいので、実勢レートを見ながら、いい方を皆さんが選択できるわけです。 そして日本事務局の方は、例えば「10月から上がりますよ」と、9月28日に言ってくるような、そんな急なことは言ってきません。10月は幾らですよというのはかなり前に言ってきますので、そのときに9月と10月を比べてもいいわけです。レートのいいときに送るとたくさん送れる、こういう手法もとれるわけです。ですから、レートというのは大変大事だと思います。 例えば、クラブでこういう失敗例もあるわけです。120円のときに預かっていたものを例えば125円になったときに送金すると、送金する金額が変わってきますので、会員さんからクレームが出るんじゃないかと思います。ですから、レートに十分注意していただきたい。例えば皆さんからのご寄付を半年分集めてから送金しようというふうにしますと、そのときのレートがわかりませんので、そのレートは十分注意していただきたいと思います。 そのほかに何かご質問ございませんか。 岸和田東RC 安井八州夫 11月の財団月間で使いたいんですけれども、財団のビデオとか資料、そういったものはあるんでしょうか。 小島 哲ガバナー ありますけれども、わざわざ見ていただくようなビデオじゃなかったです。ですから、もしクラブの方でご入り用であったら、視聴覚の資料として事務局の方にカタログがありますので、それで買われたらどうかと思います。 司会 地区にはそういうのは置いていないんです。ですから、今お話がありましたように、日本事務局の方に資料室というのがありまして、そこからいろんな資料が出ているんです。ですから、そういうところで一度お調べになっていただけたらと思います。 小島 哲ガバナー しかし、ビデオというのは、私はあんまりお勧めしないですね。それよりも、実際に行った人を卓話で呼ばれた方がよろしいんじゃないかと思います。 岸和田東RC 安井八州夫 今実は折衝をしているんですが、日にちがちょっと合わないんです。前のときに、終わった後に即連絡をしたんですけれども、日にちが合いませんので。 地区財団増進委員長 矢倉甚兵衛 先ほど泉佐野の大工さんがおっしゃった教員免許のことなんですが、普通、大学を卒業して教員免許を取られた方がその後大学院へ行きますと、専修免許ということで、同じ教員免許でも位が1つ上がるらしいんです。今までは、先ほどおっしゃられたように海外留学をする場合は退職しなければならなかったんですが、2〜3年前から文部科学省も大学院就学休業制度というのを発足させて、海外留学できちっと専修免許が取得できるということを各都道府県の教育委員会が認めた場合に、退職せずに行けることになりました。 泉佐野RC 大工貞晋 和歌山のケースはどうなりましたか。 地区財団増進委員長 矢倉甚兵衛 ただし、その扱いが各都道府県で異なるようなんです。京都府と大阪府あたりは認めた例があるということらしいです。 泉佐野RC 大工貞晋 彼女のときはやっぱりだめだったんですね。 地区財団増進委員長 矢倉甚兵衛 ええ、だめだったんです。だから、そういうことで、教員関係で海外の大学院へ留学して1つ上の免許を取るという場合は、そういう方も財団奨学生にしてあげたらいいんじゃないかと思います。大阪府はもう実績があるようですが、和歌山県はまだなくて、今のところ、第1志望の大学院に行ったら認めてやるけれども、院以下ではだめだという見解なんです。非常に厳しいです。だから、また県の教育委員会に行ってみようかと思っているんです。 司会 それでは、そろそろ時間になりましたので、最後にガバナー、お気づきの点等、一言よろしくお願いします。 小島 哲ガバナー 1つだけあるんですが、外国に語学を習いに行こうというのは、英語はだめだということで、今のところ採っていないんです。駅前留学で習えるではないかということだと思います。ただ、小学校とか中学校の英語の先生で、やっぱり本場へ行ってちょっと発音を磨きたい、半年はちょっと休めないけれども、3カ月だったら何とかしようと、こういう方がおられましたら、多少地区の方でもフレキシブルに考えてあげて、3カ月の語学研修、しかも英語というのを認めてあげた方がいいんじゃないかと私は思っております。 ですから、まだ今のところそういう推薦はございませんので、実施したことはないんですが、もし近くの小学校、中学校にそういう方がおられましたら、ひとつおっしゃっていただいたらと思います。3カ月の語学研修といいますと、学校の方がいつ始まっていつ終わるかということなんですけれども、3カ月ですから、大阪のYWCAなんかは年に4回ぐらいやっているんです、4月にスタートする、9月にスタートするというふうに。ですから、比較的フリーに休める時間がとれますので、何とかチャンスがあるんじゃないかなと思います。 一般的なことを言いますと、財団というのは、やっぱり寄付という概念が頭に真っ先に飛び込んでくる感じなんですが、これはあくまでも寄付でございまして、皆さんは納得ずくでお金を出していただいたということで、かなりの額になります。したがいまして、皆さん方が帰られましたら、会員の皆さんに「あんたらが出してくれた金や。何に使われたのかということもう少し目を光らせてくれへんか」と。 もう一つそれ以上に大事なのは、使った結果はどうだったのかということなんです。むだに使ってしまったんではしようがない。ですから、今のところ私どもの地区では、地区で使用方法を決められるという60%の額を全額、教育的プログラムの奨学金に使っています。そうすると、推薦されたクラブは、行く前にどうだった、帰ってきてからこうだったとわかりますので、やっぱりよくなったなあ、一回り大きくなって帰ってきたなあという感じがおわかりでしょうけれども、推薦されていないクラブはその辺の感覚がわかりませんので、卓話に呼んでいただいて、こうだったという話を聞いていただきましたら、恐らくよかったと本人は思っているでしょうし、確かにしっかりした子だなという感じがおわかりになると思います。先ほど岩本委員長が言われたように、先にプログラムありきで、このプログラムを何とかしたいなあと、プログラムの方が有意義だなと皆さんに思っていただかないと、お金は出していただくけれども、どうも本質から外れているような気がするので、ひとつよろしくお願いします。 司会 長時間、本当にありがとうございました。時間も過ぎましたので、閉会とさせていただきます。どうもご苦労さまでございました。 |
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