ガバナーメッセージ
 
国際ロータリー第2640地区
 
ガバナー 前田孝道 
ガバナー前田孝道
 地区ロータリアンの皆さん、新千年紀の初頭を飾るロータリー年度の活動を、皆様と共に出来ますことを心から喜ぶものです。
 世界には様々な国があり、地域があり、人々の生きる姿があります。恵まれた社会に生きる人達、恵まれない地域に生きる人々、人間の生きる条件は千差万別です。客観的には恵まれているのに、心の貧しい人もあります。反対に客観的には恵まれていないのに心豊かな人々もあります。人は心の持ち方次第で、結局その人の思っているような人生を歩むことになると申します。
 今を生きる人の殆どは、何らかの職業を持つ人々です。その人々の中で、ただひたすらに金儲けに奔走する人があります。かなりの収益を上げながら尚その上に収益にのみこだわり、収益を上げること以外には興味を持たぬという人達です。「あくなき事業欲」という言葉もありますが、人間はただそれだけでは満足出来るものではないといわれます。さてもう一方には自己の職業を維持しかねている職業人もいます。時代の変化に対応出来ないためか、経営の放慢か、職業選択のミスか、何処に原因があるのかわかりませんが、努力しても収益が上がらず、職業維持の危機に瀕している様な人です。ここに申し述べました二種類の人はほとんどロータリーとは無縁の人かもしれません。
 世界164ヶ国、120万になんなんとするロータリアンは、有益な事業及び専門職務に従事し、道徳的にも品位ある人々の集まりです。そして金儲けだけに終始するのではなく、世の中の恵まれぬ人々に救いの手を差し伸べ、すべての人々が読み書き計算が出来るようにし、貧困・飢餓・疾病・紛争等をこの世から追放し、世の中のすべての人々が平和で豊かな生活を送れるよう手を携えてゆこうという、世にもけなげな奉仕の理想を胸に秘めた人々の集団なのです。しかし、新千年紀を迎えて世界は大きな曲り角に差し掛かっているように思います。景気の低迷にいつ歯止めが掛けられるでしょうか、成功を収めているロータリアンが自己の職業において利益を確保し、これからも品位ある奉仕活動を維持出来るかどうかです。
 将来のことは本当は誰にもわかりません。しかし、ロータリーの可能性を私は信じます。「人間の真の幸せは、奪うことではなく与えることにある!。」といわれます。ロータリーの不滅を信じ、新千年紀の初頭を飾る年度に、皆さんと共にロータリーに在席することの喜びをかみしめ、可能性を求めて頑張りたいと思います。どうかよろしくお願い致します。(No.1―2001.7.1―)
 
2001年 2002年
7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月
 
水田博史直前ガバナーへの感謝の言葉
 
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